新型コロナウイルスの感染拡大防止のための外出規制が緩和され、今年の夏はおよそ2年ぶりにバカンスを楽しみたいという人が多い。
そうした気持ちはお隣・韓国も変わらない。求人ポータルサイト「アルバ天国」が7月13~18日の間、1024人の会員を対象に実施したアンケート結果でもそれがわかる。
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今回行われたアンケート調査は、「夏休みにバカンスの計画があるか」というもの。その回答には74.9%が「ある」と答えた。これは、昨年の41.1%に比べて38.8%も増加した結果となる。
また、平均バカンス費用も増加した。2021年は「46万2000ウォン」(約4万6200円)だったのが、今年は10万ウォン(約1万円)アップの「56万2000ウォン」(約5万6200円)になった。
バカンスを計画する人がいる一方で、「ない」と答えた人たちもいる。彼らがバカンスをしない理由として最も多かったのは、「バカンス費用の捻出」(44.4%、複数回答)だ。最近の物価上昇によって交通費や飲食代、宿泊費を準備するのが困難と感じる人が大多数のようだ。
ちなみに、その他の理由としては「学業や就活準備」(35.4%)、「スケジュール管理の難しさ」(29.6%)、「アルバイトの日程調整」(23.7%)などと答えた。
「新型コロナウイルス」を理由に挙げたのは、22.6%と少なかった。
こうした結果に、韓国内では「低所得者は物価上昇でバカンスを夢見ることもできない」「贅沢できる時代は終わった」など、不景気を嘆く声が多く聞こえた。
外出規制は緩和されたとはいえ、最近では感染者が再び増加している韓国。バカンスを楽しみたい気持ちはわかるが、ある程度の我慢は必要かもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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