津波予報を出した日本の気象庁が独島(ドクト、竹島の韓国呼称)を自国の領土のように扱ったことについて、韓国側から反発の声が上がっている。
日本の気象庁は、11月26日22時47分頃に石川県西方沖を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生したことと関連し、津波予報を発表した。
最終的に「津波の心配はない」となったのだが、その予報を地図で表した際、独島も含めた。実際に隠岐諸島と同じ、青色で独島を塗っている。
その結果、独島を自国の領土として扱ったとして韓国から批判の声が上がった。その先頭に立っているのは、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授だ。
ソ教授は11月29日、自身のフェイスブックに「日本気象庁が提供する地震関連の地図において、独島を日本の領土として常に表記していることが問題になっている」と書いた。
続けて「これまで日本気象庁は独島を“竹島”と表記してきた。地震や津波、台風警報時には日本気象庁のサイトを多くの日本人が訪れるため、独島に関する誤った認識を植え付ける可能性が大きい」とし、「深刻な問題だ」と指摘した。
また、「特に海外メディアや韓国の報道機関でも、日本気象庁が提供する地図をキャプチャして報じるケースが多く、独島が日本領土と表記された画像が使用されて論争となったことがある」と述べた。
そしてソ教授は、「これまで日本気象庁に対して継続的に抗議してきたが、いまだに是正されていない。今後もモニタリングを行い、引き続き抗議を続けていく予定だ」と締めくくった。
ソ教授の指摘について、韓国のオンライン上では「真の愛国者だ」「大統領室や外交部はなぜ何も言わないのか」「この問題をいつまで放置するのか」「他国の領土の津波まで心配してくれる(笑)」といった反応が寄せられた。
最近、「佐渡島の金山」追悼式と関連したニュースで日韓間の歴史問題が注目を集めているなかで、独島問題はくすぶり続けている。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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