日本の『産経新聞』が「韓国の反日病にあきれる」と報じたことに対して、韓国で反発の声が上がっている。
『産経新聞』は11月26日、「佐渡金山の追悼式 韓国の反日病にあきれる」という社説を掲載し、「今年7月に佐渡金山の世界遺産登録が決まった際、朝鮮半島出身者を含む全労働者の追悼式の開催で日韓両政府は合意した。韓国政府のボイコットは信義にもとる」と伝えた。
また、「韓国政府は朝鮮半島出身者が戦時中に強制労働させられたと唱えて反発した。だが、これは史実に基づかないでたらめ」とし、「史実を伝えるべき文化遺産に歪んだ政治が持ち込まれた」などと主張した。
その報道を受けて、11月27日、誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が強く反論した。
ソ教授は自身のフェイスブックを通じて「ご存知の通り、靖国神社は太平洋戦争のA級戦犯が合祀されている場所」と指摘し、「このような場所を参拝することは、過去に日本が犯した侵略戦争を否定することに他ならない」と述べた。
続けて「何より、韓国人にとって日本の歴史歪曲病こそ本当にうんざりさせられる問題だ」と主張した。
また、「その中心には常に産経新聞がいた」と名指しし、「産経は、韓日関係を論じる前に、報道機関としての基本的な正道を守り、歴史を正しく扱う姿勢をまず学ぶべきだ」と一蹴した。
『産経新聞』の「反日病」というワードに、「歴史歪曲病」という表現をぶつけた格好だ。
『産経新聞』の報道やソ教授の反論について、韓国のオンライン上では「日本の歴史否定および歪曲に対して、本当にあきれる」「日本は過去に韓国を略奪し、今も独島を狙い続けている。その悪辣さにうんざりする」「日本は歴史を現代的な視点で再解釈してはならない」といった意見が見られた。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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