ロシアに派遣された北朝鮮兵が“人間地雷探知機”に…「肉挽き機戦略を採用している」とウクライナ軍

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ロシアに派遣された北朝鮮兵が事実上「人間地雷探知機」として利用されていると、ウクライナ軍が主張した。

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イギリスの日刊紙『ザ・タイムズ』は1月9日(現地時間)、ロシア・クルスク州マフノフカ村で北朝鮮兵と交戦したウクライナ軍第33独立突撃大隊「ビッグキャッツ」の中佐、「レオパード」の証言を引用して報じた。

レオパード中佐は「北朝鮮は“肉挽き機”戦略を採用している」と述べ、「ウクライナ側が地雷除去車両を投入する場所で、彼らは単に人を使っている」と主張した。

続けて「彼らは3~4メートルの間隔を空けて一列に歩いていく。1人が爆発すると医療班が遺体を回収し、次々と進む」と語った。さらに「これが彼らの地雷原突破方法だ」と付け加えた。

先立ってウクライナのゼレンスキー大統領は1月4日、マフノフカ村での戦闘について言及し、2日間で北朝鮮軍1個大隊が全滅したと発表。その後、1月7日に再び1個大隊規模の北朝鮮兵が進撃し、「ビッグキャッツ」と第61機械化旅団がこの村を奪還するための作戦を展開したという。

ウクライナ特殊部隊が公開した北朝鮮兵と見られる捕虜
(画像=テレブラム)ウクライナ特殊部隊が公開した北朝鮮兵と見られる捕虜

レオパード中佐によれば、北朝鮮兵は身元を隠すためにロシア軍と混成部隊を編成していた。また、北朝鮮兵は機関銃やグレネードランチャーといった小火器や迫撃砲程度しか使用しておらず、ドローンは使用していなかったが、彼らがドローンの運用を学び始めた可能性があるとし、戦争が長期化すればドローンを導入する可能性があると指摘した。

さらに北朝鮮兵は訓練が行き届き、体力も優れているが、慣れない気候や地形のため、周囲の状況を把握するためのガイドが付けられていたと述べた。

彼の大隊がロシアガイドの1人を捕虜にしたものの、北朝鮮兵は捕虜になることを拒み、死ぬまで戦うか逃亡しようとしたと証言。また、北朝鮮兵の指揮官たちは兵士の損失をまったく気にしていないように見えたという。

レオパード中佐は北朝鮮兵が村から追い出された後、森林に隠れようとしたものの、ウクライナ軍の熱画像カメラで簡単に発見されたと述べた。ウクライナ軍のドローンが彼らに手榴弾を投下し、「わずか15分で北朝鮮兵4人が死亡するのを見た。2日間で私が数えた死亡者は120人だった」と証言した。

(記事提供=時事ジャーナル)

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