「なぜすべて29日なのか」奇妙な一致…韓国では“29日”に大惨事が発生しているとのコメントが話題に

2025年01月29日 国際
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韓国の金海(キメ)空港から香港へ向かおうとしていたエアプサンの航空機で火災が発生し、再び不安の声が広がっているなかで、「なぜすべて29日なのか」というコメントに注目が集まっている。

【注目】なぜ大惨事が…「不人気空港」と格安LCCの“誤った出会い”

1月28日22時15分頃、金海空港で香港行きの格安航空会社(LCC)エアプサンの航空機の尾部に火災が発生した。搭乗者176人全員が無事に避難し、火も消し止められたが、離陸後に火災が発生していたらと考えると恐怖を感じずにはいられない。

そのエアプサンの事故を伝えるオンライン記事に、とあるユーザーが「三豊(サンプン)百貨店、梨泰院(イテウォン)、務安(ムアン)空港、金海空港、なぜすべて29日なのか」と書き込み、一部で話題になっている。

今回の金海空港の火災は正確には1月28日の夜で犠牲者も発生しなかったが、その他の言及された大惨事は、たしかにすべて「29日」に発生している。

韓国では「29日」に大惨事が発生する?

まず、三豊百貨店の崩壊事故だ。これは1995年6月“29日”の17時57分に発生した。

三豊百貨店崩壊事故
(写真=ソウル特別市消防災害本部)三豊百貨店崩壊事故

地上5階・地下4階、A棟とB棟で構成された三豊百貨店は、開業から約6年後のその日、A棟ビルが突如跡形もなく崩壊した。死者502人という韓国史上最悪の惨事となった。

この事故の原因が「手抜き工事」と明らかになり、全国的な建築物の安全実態調査が行われるなど、社会的に大きな衝撃を与えた。今年の6月29日は、崩壊事故からちょうど30年となる。

次に、まだ記憶に新しいハロウィンの梨泰院で発生した雑踏事故は、2022年10月“29日”の夜だ。

梨泰院惨事が起きた現場
(写真提供=OSEN)梨泰院惨事が起きた現場

ハロウィン目前のソウル梨泰院の狭い路地に多くの人が殺到し、次々と折り重なるように人々が倒れて群衆雪崩が発生し、日本人2人を含む159人が亡くなった。犠牲者のうち、100人以上が20代の若者だったことで、さらに多くのやるせなさを与えた。

雑踏事故から2年が過ぎた2024年9月30日、不適切な対応によって被害を拡大させた疑いを受けた元ソウル龍山(ヨンサン)警察署長のイ・イムジェが、1審で懲役3年の判決を受けている。

そして、179人が犠牲となった務安空港での旅客機事故が発生したのも昨年12月の“29日”だった。

その日の午前9時頃、全羅南道の務安国際空港で181人を乗せたチェジュ航空の旅客機が着陸に失敗し、179人が犠牲になる大惨事が発生した。

務安国際空港の事故現場
(写真=時事ジャーナル)務安国際空港の事故現場

事故から丸1カ月が過ぎた現在、事故を起こした旅客機の両主翼のエンジンから、渡り鳥「トモエガモ」の羽毛や血痕が発見されたが、未だに詳細な原因は明らかになっていない。

いずれにしても、韓国で「29日」に大惨事が集中しているのは偶然とはいえ、印象深い。過去の惨事を忘れず教訓として活かしながら、「29日」に限らず、どの日にも安全で平穏な時間が続くことを願いたい。

(文=サーチコリアニュース編集部O)

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