アメリカでの性売買を日本人女性にあっせんした40代の韓国人男性が日本で逮捕され、注目を集めている。
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『FNNプライムオンライン』によると、その韓国人男性は日本人女性(当時24)にアメリカで性売買をさせる仕事を紹介した疑いが持たれている。
韓国人男性は2023年、大阪府の路上で女性に声をかけ、「海外への出稼ぎの仕事も紹介できるよ」などと誘っていたという。その後、女性は観光の名目でアメリカ・ワシントンに渡り、1日に最大13人の客を相手にし、1カ月で約960万円を得ていたそうだ。
このニュースは、「アメリカで性売買、月9000万ウォン稼ぐ…日本人女性、調べてみると」(『韓国経済』)、「アメリカで稼がせてあげる…20代の日本人女性に性売買を斡旋した韓国人男性逮捕」(『ニュース1』)などと韓国メディアも取り上げている。
韓国のオンライン上では「月9000万ウォンも稼げるのか…」と驚く声がある一方、「また韓国人男性が関与しているのか」といった反応も見られた。
というのも近年、韓国人男性による日本人女性を対象とした性売買あっせんが問題視されているためだ。その代表的な例が「(日本)列島の少女たち」事件だろう。
2024年5月、「列島の少女たち」という名前で組織的に性売買を行っていた日本人女性たちが韓国で逮捕された。
彼女たちは2023年11月から2024年5月にかけて、主にソウル江南(カンナム)や京畿道・盆唐(プンダン)で活動し、最大155万ウォン(約16万3000円)の料金を受け取っていた。違法撮影などの追加オプションを加え、1回あたり最高200万ウォン(約21万1000円)を受け取った女性もいたという。
その1カ月後の同年6月には、検察が韓国人男性の首謀者A氏と管理者B氏を逮捕・起訴したと発表。A氏とB氏は、日本人女性80人以上を韓国に入国させ、「列島の少女たち」と広告を掲載してオンラインサイトを運営しながら、組織的に性売買を斡旋した容疑などで起訴された。
1審でA氏には懲役2年、罰金5000万ウォン(約528万円)、追徴金2億8000万ウォン(約2960万円)が言い渡され、B氏には懲役1年8カ月、罰金3000万ウォン(約317万円)が宣告された。
しかし、韓国メディア『文化日報』によると、現在も「列島の少女たち」と同様の手口で日本人女性を性売買に関与させる業者が続々と出現しており、釜山(プサン)、浦項(ポハン)、済州(チェジュ)など韓国各地で営業しているという。
実際に同メディアが業者に連絡してみると「100%純血の日本人であり、専門エージェントが現地で厳選して連れてきた」との説明が返ってきたそうだ。
こうした現状を踏まえると、日本人女性を巻き込んだ同様の事件が今後も増加する可能性は高いだろう。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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