韓国外交部のチョ・テヨル長官が、ウクライナ軍に捕らえられた北朝鮮兵の捕虜2人を韓国へ移送させることについて、「本人の意思が前提条件だ」と述べた。
チョ長官は2月26日、国会外交統一委員会の会議で、与党「国民の力」のキム・ギヒョン議員からの関連質問に対し、「本人の意思が100%確定した状況ではないため、徐々に明確になると考えている」とし、このように答えた。
続けて「本人の亡命意思が明確であれば、我々は大韓民国の国民として、憲法の規定に従い当然受け入れるべきであり、必要な措置を取る」と述べた。
先立って、ロシア西部のクルスク地域で北朝鮮軍2人が生け捕りにされ、そのうちのリ氏は2月19日に公開された『朝鮮日報』のインタビューで「80%決心した」とし、「まず難民申請をして大韓民国に行きたい」と話した。
その後、韓国政府は、亡命の意思が確認されれば受け入れるという原則をウクライナ側に伝え、ウクライナ国防省情報総局は韓国への送還が可能だと明らかにした。
一方、「国民の力」のユ・ヨンウォン議員は2月25日(現地時間)、ウクライナ軍に捕らえられた北朝鮮兵捕虜2人と面会したことを明らかにした。
ユ議員はフェイスブックの投稿で、「今回の面談は北朝鮮の違法な戦争派兵を再確認する観点から、議員室がウクライナ当局に直接要請し、当局の共感と配慮によって実現した」とし、「面談内容の公開に関する法的検討を進めた後、公開の可否を決定する予定だ」と説明した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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