デトロイト・タイガースの韓国人投手コ・ウソクが、WBC韓国代表に選ばれた意気込みを語った。
野球韓国代表は1月9日、仁川(インチョン)国際空港を通じて1次キャンプ地のサイパンへ出国した。コ・ウソクは出国前のインタビューで、「今の体の状態は大丈夫だ。昨年はシーズン途中にケガもあったが、すべて治って良い状態だ」と語った。
KBOリーグ通算354試合(368.1回)に登板し、19勝26敗6ホールド139セーブ、防御率3.18を記録して“韓国屈指のクローザー”と呼ばれたコ・ウソク。2023年シーズン終了後にポスティングシステムを利用したMLB挑戦に乗り出し、サンディエゴ・パドレスと2年総額450万ドルで契約した。
しかし、渡米3年目を迎える今季まで未だメジャーリーグでの登板はない。マイナーリーグでは通算76試合(94.2回)に登板し、6勝4敗7ホールド6セーブ、防御率5.61を記録している。
マイナーでプレーを続けるコ・ウソクを1次キャンプに招集したのはなぜか。韓国代表を率いるリュ・ジヒョン監督は、「コ・ウソクは戦力強化委員会で予備エントリー35人を選ぶ過程において、球威を見た際に良いコンディションさえ維持できれば競争力があると判断した。私が聞くところでは、準備も一番早く、一番しっかりできているという話だった」と選出理由を明かした。
これにコ・ウソクは「自分はメジャーリーグにいたわけでもなく、投げたサンプルも少なかったが、監督が良い姿として見てくださったおかげで国家代表に入ることができた。感謝している」とコメント。「初めて国家代表に選ばれたときから、今回はまだ代表として確定したわけではないが、キャンプに向かうこの瞬間まで気持ちは常に同じだ。常に全力を尽くす。幼い頃、野球を始めた時から国家代表が夢だった。だから最初の時と同じ気持ちだと思う」と付け加えた。
2023年のWBCでも代表入りしたコ・ウソク。当時は大会前に大谷翔平に対する「故意死球」示唆発言で物議を醸したなか、結局はコンディション不良で1試合も登板できず、韓国の3大会連続1次ラウンド敗退をベンチで見つめるしかなかった。
「一度、体の管理をきちんとできなかった経験がある」と前回大会を悔やんだコ・ウソクは、「今回はケガなく大会に入る前まで、しっかりと体の状態を作りたいという思いが一番大きい」と意欲を燃やす。
「自分が感じるには、2024年よりも昨年の方が、いろいろな面で良くなったと思う」というコ・ウソク。「ただ、投げたイニングがあまりにも少ないので、何が良くなったと断言するのは難しい。サンプルがもう少し積み重なれば、確実に良くなったと自分でも自信を持って言えると思う」と説明した。
2年間のマイナーリーグ生活については、「正直、生活しやすい環境ではない」と本音を吐露。さらには「そういう点を覚悟していなかったと言えば嘘になるし、また“やれる環境だ”と言うのも嘘だと思う」とし、「マイナーリーグにいながら、どんな選手たちがメジャーリーグに昇格し、有名な選手になっていくのかを見てきた。自分も、こうすればある程度ついていけるのではないかという思いもある。ここで経験し、感じたことをしっかり覚えておけば、いつか役に立つのではないかと思いながら過ごしているので、外から人が見るほど苦しくてつらいだけではない」と話していた。
苦境が続く米国生活だが、メジャーリーグデビューの目標は今も変わらない。「野球を始めた時から、一度はメジャーリーグに行ってみたいという思いがあった。だからこそ、挑戦し続けられるのだと思う」と、コ・ウソクはあらためて決意を語っていた。
(記事提供=OSEN)
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