昨年、韓国プロ野球KBOリーグの歴代最高齢セーブ王となった元阪神タイガースのオ・スンファン(39歳、サムスン・ライオンズ)の年俸は、どれほど上がるだろうか。
サムスン・ライオンズは2021年、暗黒機の脱出に成功した。2016年から5年連続でプレーオフに出場できなかったが、昨年は正規シーズン76勝59敗9分でプレーオフに直行した。
選手団の長兄であり、後門を守るオ・スンファンの役割が大きかった。オ・スンファンは昨年64試合に登板し、44セーブ(平均自責点2.03)を収めた。
オ・スンファンは昨年、セーブ失敗は1度だけだった。前半期27セーブ、平均自責点2.52を収めたオ・スンファンは、後半期に入って17セーブ、平均自責点1.37と、さらに驚異的な活躍を見せた。今年40歳という年齢を忘れたような活躍だった。
オ・スンファンはチームのためであれば、いつでもマウンドに上がった。チームのための犠牲精神と体力、そして優れた球威を兼ね備えた彼だったからこそ、可能だった。
4月9~11日、KTウィズとの3連戦をすべてセーブで飾り、9月9~11日には3日連続で登板した。特に10月16日、キウム・ヒーローズとのダブルヘッダーにもすべて登場し、2セーブを収めたことに続き、翌日も再び9回のマウンドに上がり、1イニング無失点でチームの勝利を守った。
オ・スンファンは若い選手たちにとって、生きている教科書そのものだ。彼の徹底した自己管理とトレーニングのノウハウは、後輩たちに良い模範となる。キム・ユンス、ムン・ヨンイクなどサムスンの若い投手は、オ・スンファンを見て大きな夢を育てる。
昨年、年俸11億ウォン(約1億1000万円)だったオ・スンファンは当然、年俸の引き上げ対象だ。問題はどの程度まで上がるかということ。不惑の年齢を感じさせない優れた実力と選手団に及ぼす影響力を考慮し、妥当な扱いをしなければならないものと見られる。
昨年、KBOリーグ最高齢の20本塁打・20盗塁を達成したSSGランダースのチュ・シンス(39)は年俸27億ウォン(2億7000万円)で再契約した。チュ・シンスよりもチーム貢献度と個人成績が良いオ・スンファンが、はたしてどのくらいの年俸になるのか、関心が集まる。
(記事提供=OSEN)
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