韓国メディアが釈然としない中国ショートトラック優勝を指摘すると、中国メディアが不満を表わした。
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ショートトラック中国代表は去る2月5日(日本時間)、北京キャピタル室内競技場で開かれた北京冬季五輪ショートトラック混合2000mリレー決勝で、2分37秒348の記録で金メダルを獲得した。
中国は北京五輪のショートトラック新種目の混合2000mリレーで優勝し、初代チャンピオンとなった。ハンガリーとカナダが倒れたことで、余裕を持って1位を疾走した中国は、終盤、イタリアが追いかけたが先頭を譲らなかった。
だが中国の今回の優勝は、先立って準決勝で起きた判定問題のため、苦々しさを残した。中国は準決勝でハンガリー、アメリカに続き3位を記録し、脱落危機を迎えた。しかしアメリカが失格となり、中国が決勝ステージに進出した。
試合後のビデオ判定の結果、審判陣は中国のタッチの過程で進路を妨げたロシアと共に、アメリカを失格とした。交代選手がレースラインであるブルーラインに早く侵入したというのが理由だ。
だが、中国がタッチなしで試合を進めたことで、論議になった。ショートトラックのリレーは、必ずランナー間のバトンタッチがなされなければならないという極めて当然のルールが無視されたわけだ。
それについて韓国メディアは、中国の“ノータッチ”を指摘した。それとともに中国がホームアドバンテージを受けたと解釈した。中国代表を率いる韓国人のキム・ソンテ監督は、「判定は審判が下すこと」と言葉を惜しんだ。
すると、中国の『シナスポーツ』は2月6日、「中国ショートトラックが優勝した後が外国は不満なのか?アメリカ選手は認めている」とし、「ショートトラックは競争がし烈で、以前にも各種判定問題があった。今回は中国が開催国であるだけに、一部の競争国が議論を作っている」と強調した。
それとともに、「中国が判定騒動の末に決勝に上がったことは理解できない」「10分間、ビデオを回した後、審判が中国のホームメリットを疑うことができる判定を下した」という韓国メディアのニュースを伝えた。またロシアもSNSに自国代表の脱落に不満を表わしたと付け加えた。
しかし『シナスポーツ』は、「アメリカのUSAトゥデイは規定上、バトンタッチ過程で相手ランナーを阻止したり、トラックでランナーを妨げたりすれば不利益を受けることができると伝えた」と強調した。
また、アメリカ男子代表のライアン・ピビロットは交代状況で先に進入し、中国の進路を妨害したという判定を認めたとした。他のアメリカ代表選手もミスを認める発言をしたと説明し、レース当事者も敗北を認めていると議論を認めなかった。
『シナスポーツ』は「脱落の物足りなさを味わった韓国は、中国を非難する否定的な雰囲気をやめて、キム・ソンテ監督とヴィクトル・アン(アン・ヒョンス)コーチに少しずつ報道の焦点を移している」と、韓国メディアの変化を伝えた。
また中国のファンは「みんなが審判判定について話すことができるが、韓国はそうではない」「韓国にはそんなことを言う権利がない」「決勝に進出できなかったし、最も汚れた国」、「最も静かにしなければならない国」と非難し、韓国がレース当事者ではない点を指摘した。
(記事提供=OSEN)
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