チケット転売に悩むのは日本だけではない…お隣・韓国でも2~3倍が当たり前

2022年06月28日 K-POP #社会問題
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もはや社会問題といっても過言ではない転売問題。最近では人気アーティストたちのライブチケットの転売も横行している。

日本人メンバーも在籍する人気K-POPグループ「aespa」やジャニーズ事務所の人気グループ「なにわ男子」など、ファンクラブ限定のチケットなどが高額転売され、ファンの多くが怒りを露わにしている。

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こうした状況はお隣・韓国も変わらない。最近でもサッカー男子国家代表の親善試合のチケットや、3年ぶりに開催される歌手PSYのファンイベントチケットなどが、定価の2~4倍以上で販売されているのだ。

定価14万3000ウォン(約1万4000円)のPSYのチケットが高額転売されている

さらに、チケットを代わりに購入してくれるという業者まで登場した。SNSを通じて「代理券」で検索すると、ある程度の利益を貰う代わりにチケット購入を請け負うという人も増えている。こうした代理購入者は、マクロプログラムを活用してチケットを購入しているようだ。

また転売だけではなく、実際にお金だけを払わせてチケットを渡さない“チケット詐欺”も横行している。

韓国においてチケット転売は公演場や競技場付近で現場摘発される場合のみ軽犯罪処罰法第3条によって20万ウォン(約2万円)以下の罰金刑があるが、インターネット上での取引では処罰できる条項がないのが現状だ。

また、詐欺にあっても金額が少額で警察の調査も容易ではなく、泣き寝入りするしかないことがほとんどだという。

こうした問題に韓国内でも「処罰を強化してほしい」「身分証確認を徹底するべきだ」「本当に行きたい人に当たらないのはどうかと思うので、しっかり対策してほしい」など、批判的な声が多かった。

どうしても欲しいからといって転売屋からチケットを購入する人がいる限り、こうしたチケット転売を根絶することは難しいだろう。国にはどうにか対策してほしいものだが……。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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