「『チャングム』のパクリじゃないか!」中国ドラマに激怒する韓国、配信元のDisney+不買の動きも

2022年07月08日 K-POP
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2022年になり、韓国と中国のネットを中心とした大小様々な小競り合いが止まらない。「腐ったキムチを食わせていた韓国」「韓国の輸入品がコロナ流行のきっかけ」など、枚挙にいとまがない。

【注目】韓国の有名キムチメーカーが腐った野菜を使用…暴露動画で明らかに

なかでも、北京五輪の開会式で中国少数民族の伝統衣装として韓服が登場したことは、韓国内で多くのバッシングを生んだ。韓国外交部当局も「韓服は世界から認められている韓国の代表的な文化のひとつだ」と、懸念を表明する事態となった。

自国の伝統に誇りを持つ韓国だけに、その部分を刺激されることは大きな怒りにつながる。そんななか、またも中国が韓国を刺激する事態を起こした。

それが、韓国が世界に誇るドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』盗作問題だ。問題となっているのは、動画配信サービスのDisney+(ディズニープラス)で韓国以外の全世界で配信されているドラマ『恋する美食の宮廷記』だ。

(画像=Disney+)『恋する美食の宮廷記』

同作は、優れた料理の腕前を持つ庶民のヒロインが宮廷で皇太子に愛されながら成功していく物語だ。このあらすじの時点で、韓国内では「『チャングム』と酷似している」と怒りを爆発させている。

(写真提供=MBC)『宮廷女官チャングムの誓い』の女優イ・ヨンエ

さらに、ヒロインが韓服を着ていたり、サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)を葉物野菜などに包んで食べるシーンまで登場したりしたことから、「韓国の伝統を自国のものにすり替えようとしている」という意見が相次いでいる。

韓国のオンライン上では「中国は韓国の文化的な属国だ」「私は心から日本より中国が嫌いです」「まさに寄生虫国家」「他の国の文化や伝統にどん欲になりすぎだろ」と、怒りの声が止まらない。なかには「Disney+と契約してはいけない」など、不買運動を扇動するような動きまである。

国民感情でぶつかり続ける韓国と中国。その落としどころはどこにあるのだろうか。

(文=サーチコリアニュース編集部)

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