ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が2年連続でアメリカン・リーグのオールスター指名打者に選ばれた。メジャー現役最高打者とされるヨルダン・アルバレス(25、ヒューストン・アストロズ)をファン投票で逆転しての1位獲得だ。
メジャーリーグ公式ホームページ「MLB.com」は7月9日(以下、日本時間)、オールスターファン投票結果を公開し、両リーグのポジション別オールスター選抜メンバー18人を発表。得票数は公開されていないが、得票率では大谷が52%で、48%のアルバレスを制した。
大谷は今季、打者としては81試合出場、打率0.257、78安打、18本塁打、53打点38四球、83三振、出塁率0.343、長打率0.490を記録している。
投手を兼ねていることを考えると優れた成績だが、アルバレスとは比較にならない。
アルバレスは今季、73試合出場、打率0.312、81安打、26本塁打、59打点、42四球、53三振、出塁率0.410、長打率0.665を記録している。
だが、大谷の人気は越えられなかった。
1回目のファン投票では、大谷は166万4012票で、アルバレス(221万5456票)とは約55万票も離れていた。
しかし、各ポジション別上位2人(外野手は4人)が1次投票結果に関係なく対決した決戦投票の結果、大谷が終盤で接戦の末、勝者となった。昨年に続き、2年連続ア・リーグ指名打者オールスターになったのだ。
ファンの強い支持のなか、2年連続ア・リーグ指名打者としてオールスターになった大谷も喜びを示した。日本メディアによると、大谷は「とても嬉しい。もっと頑張りたい気持ちになる。昨年のオールスター戦も楽しかったが、今年も楽しみだ」と話しているという。
日本人打者がオールスターに2回以上選出されたのは、イチロー(10回)、松井秀喜(2回)に次いで大谷が3回目。特に2年連続はイチローに続いて大谷が2人目となる。
昨年はオールスター戦初の投打兼業の二刀流選手として、ア・リーグの先発投手兼1番指名打者として先発出場した大谷。
7月19日にドジャーススタジアムで開かれる今年で92回目のオールスター戦ではどんな活躍を見せるだろうか。
(記事提供=OSEN)
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