名もなき日本人旅行客が、韓国の空港に設置された募金箱に現金110万ウォン(日本円=約11万円)と手紙を残し、韓国で注目を集めている。
12月1日、大韓赤十字社釜山支社によると、去る11月26日、金海国際空港に設置された募金箱を開封した際、日本人観光客が残したと推定される110万ウォン相当の現金と手紙が発見された。
日本語で書かれた手紙には、「韓國旅行を楽しむ事ができました。残りましたが孤児などかわいそうな子供達へ御寄附下さい」と書かれていた。
赤十字社釜山支社は、金海空港の国際線出国ロビーなど計7カ所に募金箱を設置しており、上半期・下半期に募金箱を開封する。これを通じて集まった寄付金は、韓国国内外の緊急救護活動および社会的弱者層の支援事業に使用される。
赤十字社釜山支社のク・ジョンフェ会長は、「匿名の寄付者が残してくださった真心のこもった気持ちは、金額以上の大きな響きを与えた」とし、「このような貴重な寄付金は、絶望的な状況に置かれている隣人たちに希望を伝える生命線となるだろう」と強調した。
(記事提供=時事ジャーナル)
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