コロナ禍で急増するゴルフ人口。韓国では意外なゴルフが人気。そのワケとは?

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コロナ禍の影響を受け手、屋外で「3密」を避けて楽しめるスポーツとして、ゴルフを始める人が増えているという。

経済産業省の統計によると、ゴルフ練習場の利用者数は2018年の1918万人を底に増加が続く。特に20年は、19年に比べ約1割増の2128万人。2千万人を超えたのは13年以来だ。7月の統計でも利用者は増えている。

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こうしたゴルフ人気の復権はお隣・韓国も同様のようだ。特に人気なのが、映像に向かってゴルフ練習を行うシミュレーションゴルフなのだが、その人気にはある秘密もある。

韓国でのシミュレーションゴルフ人気の中心となっているのが、MZ世代なのだが、彼らは純粋にゴルフを楽しむというよりは、新たな出会いの場として利用しているケースが多い。

実際、国内シミュレーションゴルフメーカーであるゴルフジョンによると、昨年1月~7月に比べ、今年の同期間20代の会員数は146%、30代は260%が増えた。「MZ世代」に代表される20・30代の若年層の間でシミュレーションゴルフがどのように大きな人気を集めているかどうか知ることができる数値だ。

水原市にあるイ・ボミのシミュレーションゴルフ場が入るビル

確かに純粋にゴルフを楽しむ人も多いが、男女間の出会いを求めているケースも多く、オンラインコミュニティで一緒にシミュレーションゴルフを楽しめる人を探し、デート代わりに楽しむ人が多いようだ。

出会い目的でシミュレーションゴルフを利用する人の中には、「ゴルフで盛り上がった後、お互いに好感がもてたら食事を共にしたりする」、「一緒にゴルフをすることで、初対面の人でも共通の話題をもてるのがいい」など、好評だ。

コロナ禍の自粛ムードによって、男女間の出会いも大きく異なってきた。それでも、新たな出会いを求める人たちの行動力の高さには驚かされるばかりだ。

文=サーチコリア編集部

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