3年前の2018年、韓国で「もちロール」が人気を博したことがあった。
「もちロール」とは、お餅のような食感のスポンジ生地でクリームをつつんだコンビニスイーツのこと。日本の商品だ。
韓国コンビニ大手CUで初回入荷分20万個が発売10日で完売したほどの人気だった。
この「もちロール」のように、韓国で人気を集める日本の商品は少なくない。
スイーツやお菓子は特に多い印象で、数年前には「いちご大福」が韓国で流行した例もある。
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また2014年には、日本の「ポテトチップス しあわせバター」のインスパイア商品「ハニーバターチップ」が韓国で大流行し、品切れとなるほどのブームとなっている。
日本の空港で、韓国人観光客向けに「ポテトチップス しあわせバター」を販売していたほどだった。
ただ、そうしたヒット商品が出るとすぐさま類似商品が出回ってきた。
実際、韓国には日本のお菓子の類似商品が多い。「ポッキー」や「かっぱえびせん」はもちろん、韓国の製菓会社オリオンが発売した「コブッチップ」というスナック菓子に“パクリ説”が浮上したこともある。
また韓国における“お菓子ブーム”の特徴としては、ブームの周期が非常に短いということもある。
例えば、2016年に「台湾カステラ」が大人気となったが、上陸から1年も経たずにそのブームは過ぎてしまった。韓国のとのあるテレビ番組で、“台湾カステラの真実”という暴露特集も組まれたほどだ。
「熱しやすく冷めやすい国民性が関係している」「競争激化で業界全体が駄目になる」などとその原因を指摘されることが多いが、「もちロール」人気も一時可能性は低くないだろう。
前出の実例のように個別に見れば一過性のブームが多いものの、日本のお菓子やスイーツが定期的に韓国で人気を博していることは間違いないだろう。
日本を訪れる韓国観光客が年々増加しているなかで、彼らが必ず買っていく日本の商品には、「蒟蒻畑」などさまざまな種類のお菓子がランクインしているほどだ。
韓国でも人気のお菓子やスイーツ。今年はどんな商品が流行したのだろうか。気になるところだ。
文=サーチコリア編集部
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