韓国で若者の街といわれる弘大(ホンデ)。そのなかでも人気のスポットが、「ヨントラルパーク」だ。
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これは、ソウル麻浦(マポ)区の延南洞(ヨンナンドン)の真ん中を横切る林道のことで、ニューヨークのセントラルパークに似ていることから「ヨンドン+セントラルパーク」を合せて「ヨントラルパーク」と呼ばれている。
かつて廃墟のように放置されていた線路が、今や市民の憩いの場となった。周辺にはおいしいお店や観光地があり、ソウルを代表する人気スポットだ。
家族連れで楽しむ姿を見られるヨントラルパークだが、夜になると一変する。「スルトラルパーク」と呼ばれるほど、酒好きが集まるのだ。
ただ、この林道はソウル市が指定した「飲酒清浄地域」であり、酒に酔って騒音や悪臭などで他人に嫌悪感を与えれば10万ウォン(約1万円)以下の過怠料を課すことができる。 また、禁煙区域でもある。喫煙時には10万ウォンの過怠料を払わなければならない。一般シガレットのほか、加熱タバコと電子タバコも共に取り締まり対象だ。
しかし、そうした名目は意味を持たず、取り締まりは事実上、存在しないようだ。
とあるオンラインコミュニティには最近、現状を嘆く投稿がされた。投稿では、夜明けのヨントラルパークの様子が映されているのだが、一目でわかるほどのタバコの吸い殻やゴミのポイ捨てが目立つ悲惨な状況だ。
これには、韓国ネット民も「周りがやっているからと同じようにポイ捨てする奴が多すぎる。猿以下の知能しかない」「美しいスポットも馬鹿が集まれば、すぐにゴミ捨て場になる」など、呆れたという声を上げている。
こうした夜の酒宴の影響か、近所のコンビニなどではタバコの売り上げが好調のようだが、美しい景観を損なってまで吸いたいものなのだろうか。こうした人が多いため、タバコ好きが隅に追いやられることをわかってほしいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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