複数の人たちに情報を伝える上で、グループLINEやインスタグラムなどのSNSは、もはや欠かせないツールだ。
しかし、そうした不特定多数の人が見る場だけに、最低限のネットリテラシーは必須となる。それを誤ると、大きな批判にさらされることも覚悟しなければならない。
お隣・韓国のある大学では、公式がやらかして大炎上している。
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4月20日、ソウルのある大学の英語英文学科学生会が学生会費を出さなかった新入生3人の名前を公式インスタグラムに公開した、
その学生会費は自主的な納付事項で、中間試験のおやつに使われるという。
学生会は「42人の学友様のうち、学生会費未納付で確認された3人を除くすべての方に商品配信が完了した」と記し、“未納者”の名前を告知したのだ。
こうしたある種の晒し上げは、大学生の匿名コミュニティの掲示板で大きな議論になった。学生たちは未納付者の実名を公開したことについて、「人民裁判」「公開処刑」などの反応を見せ、学生会の方法が軽率だと批判した。
炎上が拡大していくと、問題となった学生会は一度、その書き込みを取り下げたものの、数時間後に「より大きな波紋を呼び起こすことができた」と再び掲載した。
これには、多くの学生たちから「義務でもないのに、なぜ公開処刑するのか」「名前を出された学生に謝罪しろ」という抗議の声が相次いだ。
あまりにも多く集まった批判に、ついに学生会側は、インスタグラムに謝罪文を掲示する事態となった。
大事になった今回の事件に、韓国オンライン上では「これが我が国の大学のレベルだ」「公開処刑したのだから、学生会の人間たちも個人名を公表すべきだ」など、厳しい指摘が相次いでいる。
ネット上での晒し上げは、リアルの生活にも多大な影響を起こす。晒された学生たちが、学内で村八分にされないことを祈るばかりだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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