隣に住む人の騒音や異臭など、ご近所トラブルを経験する人は少なくない。面と向かって話し合うことで解決する場合もあるが、大体は泣き寝入りや本格的な揉め事に発展しがちだ。
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最近、韓国では多くの関心を集める“ご近所トラブル”が起きた。問題となった住宅は、ソウル衿川(クムチョン)区・加山洞(カサンドン)の3階建て多世代住宅建物だ。
世間の注目を集めたのは、そのトラブルがあまりにも不気味だったからだ。
4月19日、建物の持ち主は何を考えたのか、住宅の廊下や手すりなどに、人の血が流れているにペンキなどを塗りたくった不気味なマネキン数十体が設置。近隣住民による訴えにより、持ち主に注意を呼び掛けた結果、隣の建物が再建築をする過程で騒音が起こり、その抗議の意味で赤く塗装を施したマネキン20体を住宅1、2階に設置したと明らかにした。
この騒動は、韓国オンライン上で「衿川区マネキンテロ」と名付けられ、すぐに拡散された。
これを見たユーザーらは「不気味すぎる」「嫌悪感を与える設置物は犯罪ではないか」などの反応を見せて批判した。
警察関係者は「(問題のマネキンが設置されたのは)個人の敷地内でのことだけに、軽犯罪処罰法上、公然淫乱罪などの容疑が適用されない」と明らかにした。
そんな警察の声には、「隣家への苦情にしては悪質すぎる」「警察はもっと徹底的に対処すべきだ」などの批判の声も多く上がったりした。
このマネキンは結局、区役所と警察の説得により撤去された。抗議のデモンストレーションだとしても、周囲の人の気持ちを考えるべきだったのではないだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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