店主は「処罰が軽いからか、警察が消極的だ」と批判しつつ、「犯罪を容認する社会雰囲気になってはいけない」と怒りをあらわにした。さらに「彼らを知ったり、決定的な情報提供をしてくださった方には10万ウォン(約1万円)相当の飲食店利用券またはデパート商品券を謝礼する」と、自ら懸賞金を提示したのだ。
これには、オンライン上でも「やる気のない警察はなんとかしないとならない」「たかだか5万ウォン程度で、人生を棒にふることになったな」「少額だから大丈夫だと思ったんだろうが甘かったな」「ここまでやるなんて、相当な怒りを感じる」などの意見があった。
また、この店主の告白を見た同業者の間では「自分も被害に遭った」と訴える人が相次いでおり、その数はどんどん増えている。
なお韓国の軽犯罪処罰法施行令を見ると、無賃乗車・無銭飲食の場合、犯則金額は10万ウォン(約1万円)以下の罰金・拘留・課金等に処せられることがあり、常習的に無転取式をしたり故意性が認められる場合には刑法上の詐欺罪が適用されることもある。
実際、ここ3年で申告された無賃乗車・無銭飲食の件数は計28万件に達し、申告されていない犯罪はもっと多いと推測される。
優秀な人材が多く埋もれているネットの海に、モザイクなしで拡散された食い逃げ犯たち。軽い気持ちで行った軽率な行為が想像以上の大事になってしまったようだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)