様々な経験をする学校では、楽しいこともあれば、辛いこともあり、その思い出は一様にいいものばかりではない。
当然、卒業せずに途中で学校を辞める学生もいる。韓国では、そういった中退した人を「学校“外”青少年」と呼んだりする。彼らはなぜ学校を辞めたのだろうか。
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それを知るためには、韓国女性家族部が5月17日に発表した「2021学校外青少年実態調査」の結果が参考になる。同調査によると、全国満9歳~24歳以下の学校外青少年3291人のうち、学校を辞めた時期は、「高校」が56.9%で最多、「中学校」が27.3%、「小学校」が15.8%と続いた。
学校を辞めた理由として最も多かったのは、「学校に通う意味がなかった」(37.2%)だ。次いで多かったのは「他の場所で学べるから」(29.6%)となっている。
興味深いのは、実際に中退した後の反応で、「後悔していない」が58.1%と過半数を超え、「後悔した」(41.4%)を上回った。一方で、学校を辞めた後に「無知」や「周囲の先入観と偏見」に苦しんだと答える人も多かった。
こうした回答に、韓国内でも「教育も現状に合わせた改革が必要だ」「学校は勉強よりも人間関係を学ぶところ」などの意見が上がった。
すべての学生が「やめる」かどうかを悩まない学校はあり得ないだろう。それでも一人でも多くの学生が卒業までたどりついてほしいと願うのは、大人のエゴだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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