記念日や祝日は国によって異なり、その特色も変わってくる。
去る5月15日は韓国で「ススン(師匠)の日」と呼ばれ、学校の先生や、かつての恩師に感謝を伝える日だ。
1964年に始まったこの記念日は当初は5月24日だったのだが、翌年にハングルを作った朝鮮王朝時代の王様の世宗(セジョン)の誕生日である5月15日に変更された。
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韓国では休日や大きな催事はないが、感謝する師匠や先生方に花を贈る人も多く、慎ましい記念日として親しまれている。
そんな「ススンの日」にちなみ、韓国教員団体総連合会が教員を対象にしたアンケート調査を行った。
同調査で問われた「教師生活に満足しているか」という質問には、36.5%の教員が「満足していない」、30.0%が「普通」、33.5%が「満足している」と実に均等な回答となった。
また、「生まれ変わっても教職を選択するか」という質問には、46.4%の教員が「しない」と答え、23.7%の教員が「やりたい」と回答した。
「教職生活で感じる困難は?」という質問には、24.6%が「学生への生活指導」と答えた。「保護者の苦情および関係維持」(22.1%)、「教育とは無関係な業務」(18.8%)という回答も少なくなかった。
恩師や先生への感謝を伝える「ススンの日」に併せて行われたアンケート調査だが、回答を見る限り、教職の難しさや大変さを感じさせるものとなった。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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