今では小学生でも所持している場合が多いスマートフォン。これまで以上に子供たちには、ネットリテラシーを教え込まないとならない。
ネット上は相手の顔も声もわからない。それだけに、思わぬトラブルに巻き込まれることも多いのだ。お隣・韓国でも、SNSを通じた”あるトラブル”が問題となっている。
5月29日、韓国タバコ規制研究教育センターは、最近SNSを通じて酒やたばこを代理購入する人を探す人が増えていると報告した。
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実際、Twitterなどではお酒やタバコを購入する人間を募集する書き込みなどが散見されるようになった。その結果、実際に会ってから取り引きする人なども増加し、トラブルの気配が高まっている。
韓国タバコ規制研究教育センターのセンター長イ・ソンギュは、韓国メディアとのインタビューで「オンラインによる電子タバコの不法流通問題がかなり深刻なだ」とし、「新種タバコの販売・使用実態を把握し、専門人材と規制策を設けなければならない」と答えている。
韓国内でタバコや酒を青少年に販売する場合、3年以下の懲役または2000万ウォン(約200万円)以下の罰金に処せられるが、きちんと取り締まるのが難しいのが実情だ。
韓国内でも「学生時代は、あの手この手でタバコや酒をゲットしようとしたけど、今の子はスマホがあって楽でいいな」「子供たちが道を踏み外さないように気を配りましょう」「子供たちの模範にならなければならない大人が情けない」など、様々な意見が飛び交っている。
韓国では未成年を巻き込む代理販売が流行しており、そこは無法地帯ともいえる。それだけに、しっかりした道しるべを残してほしいものだ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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