意外? 『スシロー』おとり広告問題が韓国でも波紋を呼びそうなワケ

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にわかに世間を騒がせている人気回転寿司チェーン『あきんどスシロー』の「おとり広告」問題。

ウニやカニの期間限定メニューを大々的に宣伝・告知したにもかかわらず、実際には多くの店舗で在庫切れ。ほとんど提供されていかなったらしい。

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消費者庁が景品表示法違反(おとり広告)で再発防止を求める措置命令を出した事実は、テレビのワイドョ―はもちろん、各種インターネットニュースを通じて瞬く間に広まっているが、おそらくお隣・韓国でも波紋を呼びそうだ。

というのも、あまり知られていないかもしれないが『スシロー』はかなり前から韓国でも人気で、「多くの韓国人が日本旅行で訪れる必須コースのグルメスポット」(ネットメディア『インサイト』)とされているほどなのだ。

そうした人気を受けて、2011年12月には韓国の首都ソウルの中心部である鍾路(チョンノ)に『スシロー』韓国1号店がオープン。その後も店舗数を増やし続け、最盛期には韓国14箇所に『スシロー』があった。

(写真=『スシロー』韓国展開ロゴ)

現在、1号店の鍾路店は閉店となったが、仁川(インチョン)や釜山(プサン)などで計9店舗が営業中。依然として人気が高く、日本で発せられる『スシロー』関連のニュースが韓国で報じられることもある。

例えば今年5月に約38年間、守り続けてきたという「1皿100円」を値上げすると発表した際には、「韓国人も愛した日本の100円寿司がなくなる」(経済メディス『マネートゥデイ』)と各メディアが報道。大手新聞の『朝鮮日報』でも「日本を代表する100円寿司、38年目にしてなくなる」と報じられたほどである。

それだけに今回の「おとり広告」問題が韓国で取り上げられることは容易に想像がつく。はたして韓国の『スシロー』ファンたちはどんな反応を示すだろうか。

文=サーチコリアニュース編

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