2022年の夏は異常気象といえるほど、暑い日々が続いている。それは日本だけではなく世界的に見ても同様で、アメリカやヨーロッパなどで熱波が猛威をふるい、イギリスでは観測史上初めて40度を超え、「非常事態宣言」が出された。
こうした暑すぎる気候の影響を受けるのは、やはり農作物の収穫だ。世界中の農家が苦悩している。
【注目】日本の品種を改良した“韓国産イチゴ”とは「痛快な逆転勝ち」
そんななか、お隣・韓国では驚きの事態が起きているようだ。実際、韓国でもこの気象の影響を受けて、生育不良で生産量が減った農作物などが続出している。
そればかりか、そうした状況で生じた不良野菜の処分方法が大きな問題となっているのだ。
特に、韓国最長の河川である洛東江(ナクトンガン)では、気候変動で増えた低品質のメロンが大量に不法投棄されていることが発覚した。
最近の気温の影響で普段より多くの低品質が発生したことが原因で、一部の農家がこれを水路に捨てたことで問題が発生した。当然、食物ゴミを農水炉を含む河川に汚物などを捨てる行為は違法であり、水質汚染の懸念ももたれている。
これには韓国内からも「田舎の人間の倫理観は時代に合わない」「1カ月前にメロンをオンラインで注文したところ、味もない最悪のメロンだった」「最悪の農家は摘発すべきだ」など、厳しい意見が多かった。
この異常な暑さや水不足は、農作物の収穫に悪影響を与えるのはわかる。しかし、まっとうな感覚でいれば、不法投棄という結論にはならないと思うのだが…。
(文=サーチコリアニュース編集部)
前へ
次へ