7月31日、韓国の多数のオンラインコミュニティには、「水着を着てライディングするカップル」というタイトルの映像が掲載された。
この映像では、雨が降る江南(カンナム)のど真ん中で、肌を露出したままバイクに乗った男女が映っている。走りながら人々に挨拶をするなど、周囲の視線は気にしていない様子だった。
これが拡散され、物議を醸すと、警察は彼らを8月18日に過度な露出容疑で立件した。公の場で臀部など身体の主要部位を過度に露出させ、他人に不快感を与える行為を禁止されているためだ。
これに違反した場合、10万ウォン(約1万円)以下の罰金、拘留、過料処分を受けることとなる。
そして事件から2カ月後の10月28日、ソウル江南(カンナム)警察署は2人を軽犯罪処罰法3条「過度露出」疑惑で在宅起訴したと明らかにしたのだが、批判だけではなく擁護する声も上がっているのだ。
現在、ネット上では「時と場所によって隠そう。他人にとっては迷惑かもしれない」という至極真っ当な意見のほか、「情緒に合わないことを法で処罰するなんてありえない」など、警察の対応は度が過ぎるという指摘も出ている。
他人に不快感を与えてまで楽しむことが、果たして正しいことなのだろうか。何事も実行に移す前に熟考すべきだということを改めて気づかせてくれる事件だ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)