増加の理由は、そもそも「韓国人がコーヒー好き」だということが大きい。
実際、関税庁によると、今年に入って9月までのコーヒーの輸入金額はなんと9億6638万ドル(日本円=約1351億475万5900円)。関連統計が作成された2000年以降、歴代最高の数字を叩き出している。
さらに、韓国消費者団体協議会が発行した月刊消費者10月号によると、大人500人を対象とした「ホームカフェ消費者認識および支出費用調査」の結果、回答者の75.8%が1日1回以上コーヒーを飲むことがわかった。
また、コロナ禍でテイクアウト需要が増えたことも、歴代最高記録更新の一助となっている。
一方で、最近の物価高によってコーヒー価格も上昇している。そのため、会社員の中には「会社コーヒー」を楽しむ人が急増し、「コーヒーフレーション(コーヒー+インフレーション)」という新造語まで生み出された。
「会社コーヒー」が当たり前になれば、カフェの数もさすがに減少していくかもしれない。韓国のコーヒー文化の行く末に注目したい。
(文=サーチコリアニュース編集部)