韓国に北朝鮮から“汚物風船”が飛来したと話題だ。
5月29日、北朝鮮から飛来したと思われる“風船”が韓国全土で発見された。その数は、なんと数百以上にも上る。
現地メディアの報道によると、風船にはビニール袋がぶら下がっており、その中には汚物やゴミが入っていたという。また、風船とビニール袋を繋ぐ紐には、一定の時間が経つことにより爆発するタイマー、起爆装置が付いていたとのことだ。
しかし、なぜ北朝鮮は“汚物風船”を韓国に飛ばしたのだろうか。
というのも、北朝鮮は26日、韓国国内における対北朝鮮団体のビラ散布に対抗すると予告しており、「数多くの紙くずと汚物が、まもなく韓国国境地域と中心地域に散布されるだろう」と威嚇していたのだ。
これを受け、北朝鮮との国境に面している江原(カンウォン)特別自治道では29日、複数の地域で2度にわたって災害案内メッセージが発送された。また同日、合同参謀本部は「地上に落下した風船は、軍の化学兵器迅速対応チームと爆発物処理班が出動して回収している。現在まで確認したところによると、(袋の中には)汚物、ゴミなどが含まれており、関連機関で精密分析中」と説明している。
北朝鮮の“風船攻撃”は今回が初めてではない。2016年にも同様の状況が発生し、当時は汚物風船によって自動車や住宅などが破損したこともあった。
報道を受け、ネット上では「有事の際には有害物質などを飛ばして攻撃することもある」「原始的だが意外とダメージ大きいのでは」「程度が低い。子供でもしないレベル」「核ミサイルよりはマシ」などの反応が見られた。
なお昨年、世論調査会社が「北朝鮮が奇襲的に韓国を侵略する可能性」という質問でアンケートを行った結果、48.3%が「ある」と答え、「ない」の47.4%を上回っていた。
たかが糞尿とはいえ、やられた方はたまったものではない。韓国側も簡単には水に流せないだろう。どのような対応を取るのかに注目が集まる。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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