「国が歳をとっている」といわれるお隣・韓国では、少子高齢化の影響を大きく受けている。それを如実に表すデータが発表された。
行政安全部住民登録人口統計を見ると、9月末時点で人口が最も多い年齢帯は「50~59歳」で、872万2766人ということがわかった。
世代別の順位で見ると、「60~69歳」(777万242人)、「40~49歳」(776万9028人)、「30~39歳」(661万361人)、「20~29歳」(601万7023人)、「10~19歳」(462万9022人)、「70~79歳」(412万1882人)、「0~9歳」(317万9442人)、「80~89歳」(209万8109人)、「90~99歳」(32万1652人)、「100歳以上」(8706人)という順になった。
なお、60代の人口が40代の人口を上回ったのは、2008年に人口統計を作成し始めてから初めてのこと。また平均年齢も「45.2歳」となり、2023年よりも0.6歳、10年前より5.3歳も増加したことがわかった。
こうした状況に韓国内では「高齢者のために国があるからだ。今の時代に子供を産める余裕はない」「結婚適齢期といわれる時期に結婚しない人が増えた」「一人でも生きていける時代になった弊害」など、多くの意見があがった。
子供を産み育てるのにもお金がかかる。余力がない生活が続く以上、少子化が進むのも無理はないのかもしれない。
■「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…3年後に迎える“人口絶壁”の原因は
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