同年代の女子学生を監禁して性的暴行し、その過程をリアルタイムで生中継した韓国の17歳の少年Aが1審判決を不服として控訴した。
法曹界によると、10月31日、少年A側は性暴力処罰法違反などの容疑で懲役長期10年・短期7年を言い渡した1審に対し、控訴状を提出した。
1審で少年Aに懲役長期12年・短期7年を求刑していた検察も、前日に控訴を提起した状態だ。
少年Aは2023年10月14日未明、大田(テジョン)の宿泊施設で同年代の女子学生を共犯者らとともに監禁し、集団暴行および性的暴行を加えた疑いを持たれている。
当時、少年Aの一味は「妊娠できないようにしてやる」と、女子学生の顔や腹部を殴打し性的暴行したとされる。主犯格のB(女性)は脅迫を目的に、女子学生の裸体を撮影し、知人とのビデオ通話で性的暴行の様子を生中継していた。
また少年Aは、別の女子学生に対する強制わいせつ容疑も併せて問われている。
1審を担当した大田地方裁判所・刑事12部(キム・ビョンマン部長判事)は、10月25日の宣告公判で「被告人は複数の共犯者とともに、児童・青少年である被害者を監禁し、変態的な行為を行い、これを第三者にリアルタイムで中継するなど、罪質が極めて悪質だ」と述べた。
また、「被告人が少年であっても、性的拷問に近い犯行によって被害者が想像を絶する全人格的な被害を受けており、相応の責任を問わざるを得ない」と厳しく指摘した。
別件の強制わいせつ容疑に対しても「他の被害者に強制的にわいせつ行為を行い、被害者と母親が厳重に警告し、警察申告に進まなかったにもかかわらず、犯行に手を染めた」とし、「客観的資料があるにもかかわらず、『被害者が先に性的に接触した』という2次加害を持続する点などを考慮した」と指弾した。
(記事提供=時事ジャーナル)
■男子高生44人が女性中学生1人を1年間“犯し続けた”韓国の事件、職場バレした加害者がクビに
前へ
次へ