韓国・京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市に駐屯する空軍基地付近で戦闘機を無断撮影したとして、10代の中国人少年2人が摘発された。
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そのうちの1人が「父親は中国の公安だ」と供述したことにより、韓国の関係機関が事実関係の確認に乗り出している。
韓国警察によると、京畿南部警察庁の安保捜査課は、未成年の中国人少年2人を軍事基地および軍事施設保護法違反の容疑で立件。調査の過程で、一人の少年が「父親の職業は公安(中国の警察機関)」との趣旨の発言を確認したという。
問題の撮影は、3月21日15時30分頃に発生。2人は水原市の空軍第10戦闘飛行団の周辺で、デジタル一眼レフカメラとスマートフォンで戦闘機の離着陸を無断で撮影していた。通報を受けて現場に急行した警察が確認したところ、2人の所持品には多数の戦闘機の写真が保存されていた。
取り調べに対し、2人は「もともと飛行機の写真を撮るのが趣味だった」と説明。しかし、一人が「父は公安」と明かしたことから、捜査当局は背後関係の有無を含めて慎重に調べを進めている。
現在、京畿南部警察庁の安保捜査課に加え、国家情報院や国軍防諜司令部の3機関による協議体が設置され、合同で調査が行われている。少年の発言が事実だった場合、父親からの指示や意図的な情報収集行為があったのかといったなどの捜査が重点的に進められる見通しだ。
なお、少年はいずれも未成年のため、すでに出国禁止措置が取られており、当局は調査の過程で親との通話を許可するなど、少年保護の観点も考慮しながら対応を進めているという。
(記事提供=時事ジャーナル)
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