5月18日から31日にかけて、兵役義務を履行していない全国医科大学・医学専門大学院学生と専攻医(インターン・レジデント)計1395人を対象にアンケート調査を行い、6月7日に結果を発表したところ、74.7%(1042人)、つまり10人中7人が「軍医官として働きたくない」と答えたことがわかった。
回答理由としては、「服務期間の長さが負担」と答えた人が圧倒的に多かった。
実際、一般の服務期間は18カ月まで減ったのに比べ、軍医は1979年から変化がなく、服務期間も37カ月に渡る。
また、給与面でも一般兵が130万ウォン(日本円=約13万円/陸軍兵長基準)であるのに対し、軍医は206万ウォン(約20万6000円/一般兵の基本給基準)と差も大きくない。服務期間や給与が長い服務に見合うとは言えないのだ。
こうした状況に、韓国国内では「現在の服務期間を減らすだけでも志望する人も増えるだろう」「3年は長すぎる」「一般兵が18カ月なのに、37カ月は普通選ばないだろう」など、服務期間の長さを考えれば妥当だという声が多く挙がっていた。
韓国男性にとって避けられない徴兵制度。ならば、少しでも期間が短い方が良いと思うのは当然のことかもしれない。
(文=サーチコリアニュース編集部)