韓国が抱える大きな社会問題のひとつが少子化だ。子供の数は減る一方で高齢者はどんどんと増えている。
そんな状況のなか、最近あるアンケート調査が行なわれたことで、問題の深刻さが浮き彫りとなった。
1月29日、韓国保険研究院は全国19～69歳の成人男女1900人を対象に、「本人・家族の老人介護必要の可能性」に関するアンケート調査を行い、「いつまで生きられるのか」という問いの結果が、平均83歳という結果となった。
また、回答者の72.8％が自身の「老後の世話を懸念する」と答えたが、それに対して67．9％が「準備できていない」と答えている。
老後の心配はあるが、今は先のことまで考えられないという人が多いのだ。
さらに、自身の家族に対しても同様で、「家族の老後が心配」と77．4％が答えているが、そのうち「準備ができている」と答えたのは、わずか34．1％に過ぎなかった。
こうした結果に、韓国内でも「今の生活も維持するのがやっとなのに、老後の心配までするのは無理だ」「先のことを考えると不安になる」「自分や家族の老後のために準備したいけど、今はまだ無理」など、深刻に捉えるコメントが目立った。
子供は減る一方で老人が増えていく。目に見えた危機に対して、確かな対策が必要だ。
（文＝サーチコリア編集部）
■韓国、「地球上で真っ先に消え去る国」の予想に現実味…日本以上に深刻な“未婚者爆増”問題
前へ
次へ
