韓国の少子化に歯止めがかからない。そして2年連続で人口減少が続いた。
【注目】「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」…“人口絶壁”の原因は?
韓国統計庁が2月23日に発表した「2021年、出生・死亡統計」によると、2021年に産まれた出生児は26万500人。前年に比べて1万1800人も減少した。
韓国の出生児は2017年まで30万人台だったが、2020年にから20万人台となり、年々減っている状況だ。
女性1人が生涯に産むと予想される「合計出産率」は0.81人に落ちた。2019年の経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均は1.61人だ。韓国は当時から最も少なかった。
一方で、昨年の死亡者は31万7800人に上った。過去最多だ。出生児数が過去最少、死亡者数が過去最多となり、人口の自然減少規模は5万7300人となった。前年(2020年)の3万3000人からさらに減少傾向に拍車がかかったことになる。
少子化の原因とされるのは、若者の結婚件数の減少だ。2021年の19万2509件は、前年に比べて2万993件も減った数字で、初めて20万件以下となった。
韓国統計庁は人口の減少が今後さらに加速し、約50年後である2070年には51万人の自然減少が起こると予測している。韓国の現在の人口が約5000万人であることを踏まえると、単純計算で2070年から100年で人口がゼロになる計算だ。
過去、イギリスのオックスフォード人口問題研究所が「地球上で真っ先に消え去る国は韓国」と指摘したことがあるが、実際に毎年のように韓国では出生児数は減り、死亡者数は増加している。
危機感は高まりつつあるが、具体策はないのが韓国の現状だ。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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