韓国の統一部は11月8日、「ロシア・北朝鮮間の軍事協力の動向を見守り、進展に応じて段階的な措置を取っていく」と発表した。
統一部キム・イネ副代弁人は同日の定例ブリーフィングで、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領がロシア・北朝鮮の合同軍事訓練の可能性に言及したことについて、「国際社会と共に関連の動向を注視する」と述べた。
キム副代弁人はロシアに対し、「国連安全保障理事会の常任理事国としての責任と役割を果たすべきだ」と促した。
これに先立ち、プーチン大統領は11月7日(現地時間)、ロシアのソチで開かれた国際会議で、北朝鮮との合同軍事訓練に関連して「見守ろう。訓練を行うことも可能だ。なぜいけないのか」と述べた。
またプーチン大統領は、去る6月にロシアと北朝鮮が締結した「包括的戦略的パートナー関係条約」の第4条に触れ、「この条約には相手方が侵略を受けた場合に相互支援するという条項が含まれている」とも発言した。
同条項には、一方が武力侵攻を受けた場合に軍事、およびその他の支援を提供すると明記されている。
一方でキム副代弁人は、ドナルド・トランプ米大統領の当選について北朝鮮が公式な反応を示していないことに関し、「北朝鮮は過去のアメリカ大統領選挙時も即座に結果を報道することはなかったと理解している」と述べ、「関連の動向を注視する」と語った。
(記事提供=時事ジャーナル)
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