日本の島根県で独島(ドクト、竹島の韓国呼称)の領土権を主張する集会が開かれ、韓国で注目を集めている。
島根県の隠岐の島町は11月9日、隠岐島文化会館で「竹島領有権確立運動 隠岐の島町集会」を開催した。
誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授が11月10日、自身のフェイスブックを通じてこの事実を知らせ、「14年ぶりに開催された今回のイベントは、事前登録を通じて参加者を募集し、イベントに参加できなかった人々のためにYouTube生配信で中継された」と伝えた。
彼は「これまで幾度となく隠岐の島に調査に行ったことがあり、彼らは以前から独島侵奪の野望の前進基地とするために着実に準備を進めてきた」とし、「これは明確な領土挑発」と指摘した。
ソ教授によると、隠岐の島町は2016年に「久見竹島歴史館」を開館し、住民を対象に日本の領有権を証明する資料の収集や展示を行ってきたという。
ソ教授は「全世界に独島(は韓国領土という)広報をより強化していく」と強調した。
隠岐の島町のイベント開催を受け、韓国オンライン上では「韓国政府がもっと抗議するべきだ」「政府の断固とした対策が必要」「なぜ外交部は何もしないのか」「何年たっても侵略性が変わらない日本」といった声が上がった。
ただ一方で、独島問題については騒がずに見過ごしたほうがいいという意見もある。
すでに韓国が実効支配しており、パスポート不要で独島に行けるのも韓国人だからだ。現状の変化を求めているのは日本側だけという見方だろう。「すでに韓国の領土なのだから反応するべきではない」という声だ。
事あるごとに日韓で議論となっている独島問題に解決策はあるのだろうか。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■【写真】日本海ではなく「韓国海」と明記…フランス人が制作した“18世紀の地図”に注目
前へ
次へ