ロシアに派兵中の北朝鮮、尹大統領の逮捕を遅れて報じる「政治的混乱に陥った傀儡韓国」「最悪の場合、死刑」

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北朝鮮のメディアが尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の逮捕から2日後、初めて海外メディアを引用しながら「史上初の現職大統領逮捕」と報じた。

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ラジオメディアの朝鮮中央放送と朝鮮労働党の機関紙『労働新聞』は1月17日、「史上初めて現職大統領が逮捕され、尹錫悦傀儡が捜査当局に連行されたというニュースを国際社会が緊急報道し、政治的混乱に陥った傀儡韓国の現状を集中的に照らし出している」と伝えた。

『労働新聞』と朝鮮中央放送は、いずれも北朝鮮国内向けのメディアであるため、尹大統領逮捕のニュースが北朝鮮社会に迅速に広まるとみられる。

同放送では、海外メディアが2回目の逮捕状執行の過程を「珍風景」と表現したとし、「特に尹錫悦の悲惨な運命と、さらに深刻化する韓国の混乱状況について言及した」と伝えた。

そして「尹大統領が全斗煥(チョン・ドゥファン)、盧泰愚(ノ・テウ)、朴槿恵(パク・クネ)、李明博(イ・ミョンバク)に続き、5人目として監獄に入る新たな記録を残すことになった」「最悪の場合、尹錫悦が死刑に処される可能性もある」「今後、韓国の政治的混乱が長期化する懸念がある」といった、様々な海外メディアの見通しを引用した。

北朝鮮国旗
(写真提供=OSEN)

さらに「尹錫悦傀儡は捜査当局に連行された後も、野党が違憲的な法律で国論を分裂させたため、それを防ぐために大統領の正当な権限で戒厳令を宣言したという開き直った論理で、自身の犯罪を正当化している」と、海外メディアの報道を引用する形で評価した。

北朝鮮は昨年11月下旬からほぼ毎日、『労働新聞』を通じて尹錫悦退陣集会など反尹団体の動向を掲載し、韓国に対する敵対感情を煽る材料として利用していた。

しかし12月3日夜の非常戒厳後はしばらく沈黙し、12月11~12日にようやく戒厳・弾劾の政治状況を内部向けメディアに掲載した。弾劾案の可決は、2日後に報じられた。

1月初めに韓国内の混乱が拡大していると報じた後は、韓国の情勢に関する評価は特に行わなかった。1月15日の尹大統領の逮捕から2日後に、海外メディアが報じた事実と評価を中心に伝えたことになる。

(記事提供=時事ジャーナル)

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