文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が旧正月を迎え、国民に新年の挨拶を送った。
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文前大統領は1月27日、自身のフェイスブックに「これまで以上に困難な状況で迎える旧正月」とし、「心配が減り、笑顔が増える一年となることを願う」と投稿した。
続けて「国民と一つの心で祈る」と述べ、「一日も早く国が正常化されるように、私たちの日常が平穏を取り戻せるように、傷つき分裂した国民の心が慰められ癒されるように、暮らしがより豊かになるように」と伝えた。
さらに「家族や親戚と一緒に温かい時間を過ごしてほしい」とし、「いつも健康で、ご家庭に平安と幸せが満ちるよう祈る」と新年の挨拶を結んだ。
最近、文前大統領は政治状況について連続してメッセージを発信している。
文前大統領は1月23日、パク・グァンオン「共に民主党」元院内代表が設立したシンクタンク「七番目の国LAB」の設立記念シンポジウムに寄せた祝辞で、「政治行動がますます過激化していることに非常に懸念を抱いている」とし、「無意味な妄想や誤った信念にとらわれ、憲政体制を揺るがし、国民を分裂させる状況が一層嘆かわしい」と述べた。
これは、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の熱烈な支持者たちによるソウル西部地裁での混乱騒動を批判したものとみられる。
また、1月15日には尹大統領が拘束された後、自身のフェイスブックで「平凡な市民の大きな連帯が成し遂げた勝利」とし、「非常に痛ましく恥ずべき出来事だったが、これを新たな出発点にしなければならない」と投稿した。
なお、来る1月30日には「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表が新年の挨拶として、慶尚南道・梁山(ヤンサン)のピョンサン村を訪れる予定だ。ここは文前大統領の自宅がある。
2024年9月に「李在明2期指導部」がピョンサン村を訪問して以来、約4カ月ぶりであり、また「12・3戒厳令事態」後では初めてとなる。当初、李代表は新年初日に文前大統領と面会する予定だったが、12月29日の無安(ムアン)国際空港での航空事故により日程を延期していた。
最近、親文在寅派の「共に民主党」内の非・李在明派から「李在明独走体制」への批判が続いているなか、両者がどのような話を交わすのか注目されている。
(記事提供=時事ジャーナル)
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