コーヒー好きが多いことで知られる韓国でスターバックスの店舗数が日本を上回り、話題になっている。
1月30日、スターバックスのグローバルウェブサイトによると、2024年末時点で韓国におけるスタバの店舗数は2009店に達した。日本は1991店だ。
これで韓国はスターバックスの店舗数において、アメリカ、中国に次ぐ世界3位に浮上した。
韓国の人口は約5200万人で、日本(約1億2500万人)の半分もない。それでも日本を上回っていることから、韓国でのスターバックスの多さが際立つ。
ちなみに、アメリカは人口3億3000万人で1万7049店、中国は14億人で7685店だ。
2023年末時点では、韓国のスターバックス店舗数は1893店、日本は1901店で8店の差があった。しかし、この1年間で日本は90店増えたが、韓国は116店増加して日本を上回ることになった。
韓国国内のスターバックス店舗は2013年以降、毎年100店以上増加しており、2023年と2024年はそれぞれ116店増えた。ソウル市内の店舗は600店以上となり、国内スターバックス全体の30%を超えている。
特に江南(カンナム)区では、オフィスビルが密集するテヘラン路周辺などに店舗が集中し、約100店に迫っている。
韓国におけるスターバックスの成長は、同国のコーヒー市場の拡大とともに進んでいるとの見方が強い。
韓国のコーヒー専門店は2022年に10万店を突破しており、市場調査会社ユーロモニターによると、2023年の韓国の1人当たり年間コーヒー消費量は405杯で、世界平均の152杯の2.7倍に達する。
さらに韓国農水産食品流通公社の農食品輸出情報によると、2024年のコーヒー(生豆、焙煎豆、コーヒー濃縮液、インスタントコーヒー)の輸入額は13億7846万ドル(約2127億円)で、2023年(12億4217万ドル=約1917億円)より11%増加しており、今後の見通しも明るい。
スターバックスの店舗数が2000店を突破したことについて、オンライン上では「会社には行かなくてもスタバには行く人が多い」「差し入れで利用する人も多いのではないか」「コーヒーはやめることが難しい」「日本は地方にも多いが、韓国は都市にしかない」といった反応が寄せられた。
今後も韓国でスターバックスの店舗数が増加するのか、関心が集まる。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
■【画像】ごく一般的なタンブラーを“スタバ製品”と偽装…韓国で1億円以上を荒稼ぎ
前へ
次へ