LE SSERAFIMのホ・ユンジンが「スターバックス」の商品を飲んで炎上している。
3月11日、韓国のオンラインコミュニティでは、「現在、スターバックスコーヒーを飲んだと攻撃されるLE SSERAFIMホ・ユンジン」というタイトルの文が拡散されている。
この文を書いた投稿者は、「スターバックス飲料を飲んだホ・ユンジン(のSNS)を海外ファンが訪ね、悪質コメントを付けている」として写真も投稿している。
なお、“スターバックスを飲んだ韓国アイドル狩り”の対象となったのは、ホ・ユンジンだけではない。
先立って今年1月には、ENHYPENのジェイクがライブ配信中に飲んでいたことで非難を浴びる事態に。当時、ジェイクはコーヒーをグラスに移し、「僕の失敗だ。二度とこういうことが起きないようにする」と宣言。
また昨年12月には、歌手チョン・ソミがSNSにアップしたスターバックスのタンブラーを使用している動画が標的となり、最終的に動画を削除している。
そのほか、BLACKPINK・ジス、Red Velvet・スルギ、SEVENTEEN・ホシ、aespa・ウィンターなども、スターバックスの商品を表立って消費したことで非難を受けた。
このような批判が巻き起こる背景には、ガザ紛争が挙げられる。
発端は昨年10月。スターバックス労組がSNSに「パレスチナ支持」の書き込みをしたのだ。その後、同社は労組を商標権侵害の疑いで告訴したものの、スターバックスは“親イスラエル企業”とされ、アラブ圏を中心に不買運動が起きてしまった。
これを受け、米スターバックスのラクスマン・ナラシムハン最高経営責任者(CEO)は昨年12月に「アメリカを含む世界各地の都市でデモが激化し、当社の店舗の多くが荒らされている」として、抗議者はネット上の誤情報に惑わされていると憂慮を示したことがある。
さまざまなアーティストが標的となってしまった韓国では、海外ファンの反応があまりにも敏感だという声もある。というのも、韓国のスターバックスは流通大手「新世界グループ」が経営権を握っているため、単純に親イスラエル企業というのは少々無理があることも一因だからだ。
今回のホ・ユンジンの“スタバ炎上”について、ネット上では「またやってるのかよ」「批判する人たちは他国の芸能人にはできない。こんなことするのは韓国にだけだよ」「親イスラエルであれ何であれ、我が国と何の関係があるのか」「不買は強制するものではありません」「アジア人を差別する人も教育してくれ」「世界には理解できない病気、神が多い」「スターバックス・コリアは韓国の会社ですが…」などの反応を示している。
昨今、K-POPアイドルは目覚ましい活躍を見せ、その知名度は世界規模となった。そのため、SNSなどで発信する際には、よりグローバルな視点で配慮しなければいけないこともあるだろう。ただ、なんでもかんでも噛みつけば良いというものではないはずだ。
(文=サーチコリアニュース編集部K)
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