アメリカの国防当局者が北朝鮮のロシアへの追加派兵の動向はないとの立場を改めて確認した。
2月27日(現地時間)、アメリカのラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、「北朝鮮軍の追加派兵の動向が捉えられていない」という既存の立場に変化があるかという質問に対し、米国防当局者は「現在のところ変化はない」と答えた。
これに先立ち、韓国の国家情報院は2月27日、「一部の北朝鮮軍が追加派兵されたとみられる」とし、「正確な規模については引き続き把握中」と明らかにしていた。
軍関係者の一人は「今年1~2月の間に北朝鮮軍の兵力がロシアへ移動した」とし、「北朝鮮はさらにロシアへ兵力を派遣する準備も進めているとみられる」と述べた。
別の軍関係者は「ロシアに追加派遣された兵力の規模は1000人を超えるとみられる」とし、「清津港から船で出発したり、羅津から列車で移動したりした場合、韓国軍の監視網を外れる地域に入るため、現在の北朝鮮軍の位置を把握することはできない」と語った。
韓国とアメリカの当局の間で、北朝鮮兵の追加派兵の有無について見解が分かれているということだ。
アメリカ国防当局者は、国家情報院の見解についての質問には、「外国の情報機関の評価については言及しない」と回答を避けた。
(記事提供=時事ジャーナル)
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