アメリカのあるスーパーマーケットに旭日旗を連想させる壁画があり、それを撤去させようと動いたアジュンマ(韓国語で「おばさん」を意味する言葉)が韓国で注目されている。
とある韓国メディアによると、自身を「ウェン・アジュンマ(あるおばさん)」と名乗るA氏は3月5日、アメリカの韓国系コミュニティサイト「Missy USA」に「先日、近所に新しくできたマーケットで戦犯旗を連想させる壁画があると投稿したアジュンマです」と書いた。
彼女は最近、アメリカのスーパーマーケットチェーン「キングスーパース」のある店舗で旭日旗を連想させる壁画を発見した。キングスーパースの親会社であるクロガーに抗議のメールを送ったものの、形式的な対応しか得られなかった。
そこで近所の大学の韓国人学生会に連絡。「最初は若い人たちだからこのような問題に関心がないのではと心配していた」という。
しかし、その心配はすぐに払拭された。A氏は「おばさんの話を聞いてくれるか不安に思いながらメールを送ったが、ありがたいことに学生たちが一緒に行動することになった」とし、「まずは嘆願書を提出することにし、何度か会って話し合いをするなかで、ある学生の言葉に感動した」と振り返った。
その学生は、A氏に「アメリカでも私たちの声を上げられることが誇らしい」と話したとのことだ。A氏は「その瞬間、私は一人で決意した」とし、「この子たちに絶対に勝つ経験をさせたい」と心の中で強く思ったという。
その後、A氏は学生たちと共に嘆願書を作成した。それは署名サイトに掲載され、「私たちの町に戦犯旗は必要ありません」というタイトルがつけられた。
また、掲載された画像には、旭日旗やドイツのハーケンクロイツが、日本軍慰安婦として犠牲になった韓国人女性や、強制収容所にいたユダヤ人の写真とともに並べられ、これらが同じ意味を持つ象徴であると主張されていた。
他にもキングスーパースで発見された「問題の壁画」と、第二次世界大戦中の旭日旗の写真も掲載された。
嘆願書には「アジアにおいて、この旗は西洋諸国のナチスの象徴と同じ意味を持つ。私たちの平和で美しい町にこのような象徴を展示することは容認できない」と記載されている。コミュニティや嘆願書のページには、多くの賛同や応援のコメントが寄せられた。
はたして彼女たちは壁画の撤去を実現できるのか。今後の経過が注目される。
(文=サーチコリアニュース編集部O)
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