韓国は旭日旗に対して、ときに過剰といえる反応を見せることがある。
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そんな韓国の“旭日旗クレーム”は、日本だけでなくグローバルに展開されている。例えば、2015年2月にはフランスで巻き起こった。
2015年1月下旬、パリで行われたファッション展示会「WHO’S NEXT」で、「REDSKINS」というブランドが「旭日旗のデザインを用いた」と韓国メディアは伝えている。
次ページの写真のように、たしかに同ブランドの展示物を見てみると、中央に描かれた女性の背景に、旭日旗の象徴ともいえる赤い光線が描かれていた。
展示物を現地で目撃した韓国人は、韓国メディアにこんなコメントを残している。
「韓国人として旭日旗を使用したデザインがあるということに侮辱を感じた。ヨーロッパの人たちは、旭日旗が日本軍国主義の象徴で、ナチスのハーケンクロイツと同じような意味を持っているということを知らないようだ。とても驚いているし、残念だった」
シャルリー・エブド襲撃事件以来、「表現の自由」が声高に叫ばれているフランスで、韓国がファッションブランドの表現にイチャモンをつけた格好だ。
少しでも旭日旗を連想させるデザインに対する韓国人のクレームは、過剰すぎると言わざるを得ない。
映画『ベイマックス』に旭日旗を連想させるデザインが映り込んでいると、韓国ネチズンたちが騒ぎ立てたことがある。彼らが指摘したのは、映画の中で、ある部屋に貼り付けられていたポスターだ。
そのポスターには赤い斜線が描かれているが、とても旭日旗には見えない。ウォルト・ディズニー・カンパニーコリアの広報代行会社も、「映画に旭日旗は登場せず、旭日旗を連想させるような意図もない」と説明している。
どこからともなく旭日旗を見つけてくる“発見力”もすごい。
オーストラリアで開催されたAFCサッカーアジアカップの公式ガイドブックに、日本人サポーターが顔にペイントした「旭日旗」が映り込んでいるとして、当該写真の削除を要求している。
削除要請を出したのは、自称“韓国広報専門家”で、扇動的な活動で知られるソ・ギョンドク教授だ。
振り返れば2013年5月、イタリアの「BENJAMINS」というメーカーが販売していたスマホケースのデザインに対しても、「旭日旗を使うな!」とネチズンたちが抗議メールを送る騒動があった。
一体どうやって見つけてきたのかと舌を巻くばかりだが、そのメールに対して同メーカーは「これはただの旗だ。何も問題はない。気に入れば買い、気に入らないのなら買わなければいい」と反論。
その対応が結果的に、韓国ネット民たちの怒りに火をつけることとなる。
「あれは戦犯旗で今の日本の国旗ではない」
「無知であるなら少しは学べ」
「もしナチスの旗を作ったらヨーロッパ人も黙っていないはず」
そんな内容のEメールやSNSを通じた抗議が殺到したのだ。
韓国メディアも便乗して記事を掲載する騒ぎとなり、結局そのイタリアメーカーのホームページからは、旭日旗デザインのケースが削除されてしまった。もうこれ以上、韓国人と関わりたくなかったのかもしれない。
いずれにせよ韓国の“旭日旗クレーム”は、昨今ますます過激になっているように思える。ほとんど言いがかりに近いイチャモンは、控えてほしいところだが……。
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