韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領が、自身の非常戒厳令の宣布によって捜査と裁判を受けている軍人たちに対する弾圧をやめてほしいと訴えるメッセージを獄中から伝えた。
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9月3日、韓国の法曹界によると、尹前大統領側の法律代理人団に所属するソン・ジンホ弁護士は前日、自身のSNSを通じて「今日も尹前大統領の接見に行ってきた。行くたびに軍出身の私に、戒厳作戦を遂行した軍人たちへの心配の言葉を多くされる」とし、このように伝えた。
ソン弁護士によると、尹前大統領は接見で「これ以上、軍人たちと軍に対する弾圧をやめることを願う」とし、「すべての責任は軍統帥権者であった私に問い、軍に対する捜査と裁判を止め、起訴された軍人たちについては公訴を取り下げてもらいたい」と述べたという。
また、「戒厳に参加した軍人とその家族のために毎日祈っている」とも語ったとされている。
さらには、「上官の命令により非武装で2時間にも満たない時間、機動しただけの軍人たちを内乱勢力に仕立て上げている反国家勢力に、憤りを抑えられない」「拘束された軍人は言うまでもなく、不拘束のまま起訴され裁判を受けている軍人たちとその家族の心情がどれほどであろうか」と憂慮したと伝えられた。
なお、尹前大統領は内乱の首謀者などの容疑で内乱特検チームによって再拘束された以降、捜査と裁判にすべて応じていない。
(記事提供=時事ジャーナル)
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