TWICEのダヒョンが韓国の映画授賞式で新人賞の栄誉に輝いた。今月にはドラマ初出演も控えるなか、アイドル活動と並行して女優業でも着実に歩みを進めている。
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ダヒョンは12月10日、ソウル龍山区(ヨンサング)のソウルドラゴンシティで開催された「2025 ソウル国際映画大賞」授賞式で「女優新人賞」を受賞した。
「ソウル国際映画大賞」は韓国映画俳優協会が主催する映画賞で、2012年に「大韓民国トップスター賞」としてスタート。昨年から現在の名称で行われている。今年は2024年8月から2025年11月までに公開された映画と、OTTプラットフォームで配信された作品を対象に、厳正な審査を経て選ばれた監督や俳優たちが表彰された。
その舞台で新人賞を手にしたダヒョン。過去にはチョン・ヨビンやパク・ジフなど今をときめく女優が同賞の新人賞を受賞しており、昨年はイ・ジュミョンが女優新人賞に選ばれた。そしてダヒョンもまた、その系譜に名を連ねることになった。
ダヒョンは昨年から本格的に演技活動をスタートし、映画『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』(以下、『僕ソナ』)と、『全力疾走』(原題/日本未上映)の2作品に出演。昨年10月の釜山国際映画祭では「marie claire アジア・スター・アウォーズ」で「ライジングスター賞」を受賞するなど、業界内でも存在感を増してきた。
共演者からの評価も厚い。『僕ソナ』で共演した俳優ジニョンは、日本公開に合わせたインタビューで「正直、自分からアドバイスするようなことはなかったです。準備もしっかりしていましたし、本当に演技に一生懸命な方だったので、むしろ自分の方が学ぶことが多かったです」と語り、ダヒョンの姿勢を称賛。撮影時の印象的なエピソードとして、「作中でダヒョンさんが涙を流すシーンがあるのですが、そのシーンの撮影が終わった後も込み上げる感情を抑えきれず、カット後も泣き続けていました。その姿を見て、本当にそのシーン、その瞬間に深く没入していたんだなと感じました」とも明かしている。
ダヒョンが次に控えるのが、12月19日から韓国ケーブルチャンネルJTBCで放送され、日本でもU-NEXTで配信予定のドラマ『ラブ ミー』だ。同作はヨセフィン・ボルネブッシュが手がけたスウェーデンの同名シリーズを原作に、ごく普通の家族がさまざまな形の愛情を通して一歩ずつ前へ進んでいく姿を描く、心温まるヒューマンラブストーリーだという。
本作がドラマ初出演となるダヒョンは、小説家を夢見る出版社の編集者チ・ヘオン役を演じる。幼稚園時代からの幼馴染ソ・ジュンソ(演者イ・シウ)との“友情と愛の間”で揺れる関係性や、青春が少しずつ成熟していく過程を繊細に表現する見どころも注目される。
TWICEメンバーとしてワールドツアーなど多忙な日々をこなしながら、女優としても確かな足跡を残し始めたダヒョン。今回の新人賞受賞を追い風に、演技の舞台でもさらなる飛躍を見せてくれそうだ。
(記事提供=スポーツソウル日本版)
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