イ・スンヨプ氏が来季の読売ジャイアンツ一軍打撃コーチに就任することが正式発表された。韓国でも各メディアが、“国民打者”の新たな挑戦を報じている。
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2023年より“指導者経験ゼロ”で韓国KBO・斗山ベアーズの一軍監督に就任するも、今年6月に成績不振で途中辞任していたイ・スンヨプ氏。
スポーツメディア『OSEN』は「アジアの大砲が帰ってきた」という日本国内の反応を取り上げるとともに、同氏が巨人の秋季キャンプで臨時コーチを務めたことに触れ、「現場で高い評価を受け、正式な打撃コーチとして、野球指導者として完全に復帰することに成功した」と就任に至るまでの経緯を伝えた。
ネットメディア『エックスポーツ・ニュース』は「斗山の監督時代に後藤孝志コーチらとチームを率いただけに、日本語が堪能だ。実際に通訳なし、日本人選手を指導する姿も見せた」とし、「巨人の若手野手と日本語でコミュニケーションをして個人的な助言を惜しまず、練習では自ら打撃投手を買って出るなど指導に熱意を示し、選手から多くの好評を得た」と、巨人での評価を紹介している。
また、経済メディア『NEWSPIM』は巨人が「世代交代真っ只中の球団」と紹介。岡本和真のメジャー挑戦や泉口友汰の活躍に触れて「チーム全般で変化が進んでいる」とし、「このタイミングで長打力と打撃技術の両方を経験したイ・スンヨプ前監督の合流は、巨人打線に新しい方向性を示すものと期待される」とコーチとしての手腕に期待を示した。
そのほか、地上波テレビ局『SBS』は「“野人生活”は短かった。巨人でともに選手としてプレーした阿部監督の提案を受け入れたイ・スンヨプ前監督が、日本プロ野球の一軍打撃コーチとして新たなスタートを切る」、経済メディア『MoneyS』は「イ・スンヨプ前監督は正式なルートを踏んで指導者としての第2幕を始めた。現役時代にアジア最高と呼ばれた打者が、コーチとしてどのような能力を発揮するかに関心が集まっている」と報じるなど、多くのメディアが日本での再挑戦に期待を寄せているようだ。
日韓通算626本塁打で“韓国球界の英雄”と呼ばれたかつてのスターは、母国での失敗を経て“日本の古巣”で再起を果たすことができるか。イ・スンヨプ氏が巨人打線に改革をもたらすことを期待したい。
(文=サーチコリアニュース編集部)
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