人気アーティストの帰還と韓中関係の好転ムードが重なり、2026年のK-POP界に“春”が訪れるのではないかという期待感が高まっている。
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K-POP界では、2026年の上半期に「メガIP」と呼ばれる人気アーティストが続々と帰還する。今年3月に“完全体”として3年9カ月ぶりの新アルバム発売を予告したBTSをはじめ、BIGBANG、EXO、BLACKPINKなどが活動再開を控えている。
今年でデビュー10周年を迎えるBLACKPINKは、4年ぶりとなる新アルバムのリリースを準備中で、BIGBANGはデビュー20周年を記念してカムバックする。
第3世代を代表するボーイズグループEXOは、今月19日に8thフルアルバムで戻ってくる。全世界にファンを持つアーティストたちの活動は、アルバム販売にとどまらず、ワールドツアーやMD(公式グッズ)などを通じてK-POP産業全体に大きな影響を与える可能性がある。
K-POP市場の成長ペースは、2024年から鈍化している。
サークルチャートによると、年間アルバム販売数は2023年に1億枚を超えてピークを迎えた後、2024年は9328万枚(1~400位合計)、昨年は8572万枚と減少傾向が続いている。
アルバム輸出額が停滞し、音源利用のシェアも低下するなか、強力なファンダムを持つグループの復帰は、アルバム・音源市場に再び活力を吹き込むものと期待されている。
新韓投資証券のチ・インヘ研究委員は、報告書において「エンタメ主要5社の合算売上高は7兆ウォン(日本円=約7553億円)、営業利益は1兆ウォン(約1079億円)と過去最高の実績が予想される」とし、「内需景気の下支えが必要な中国の意向を考慮すると、前向きで意味のある韓中文化交流の突破口が開かれる可能性が高まっている状況だ」と見通した。
実際、K-POPアルバムの主要輸出国である中国でコンサートが再開されれば、その波及効果はさらに大きくなる可能性がある。
来る2月、香港で開催されるK-POP公演「2026 DREAM CONCERT」の模様は、中国の放送局である湖南衛星テレビを通じて中国本土全域に放送される予定だ。湖南衛星テレビは、トレンディなバラエティ番組やドラマで若年層に人気の放送局である。K-POPを象徴するコンサートが中国で放送されることが伝えられると、年内にも中国国内でK-POPアーティストのコンサートが本格的に再開されるのではないかとの期待が広がっている。
中国の公演市場は持続的な成長を見せている。
韓国コンテンツ振興院によると、2024年に中国で開催された大型商業公演は2万700回に達し、累計観客数は3651万人を超えた。チケット販売収入も296億元(約6621億円)を突破した。大型コンサートがエンターテインメント消費者に最も好まれるコンテンツとして定着している状況で、K-POPコンサートが開催されれば、収益も大幅に拡大するとみられる。
特に、中華圏を中心にファンダムが強いEXOの所属事務所であるSMエンターテインメント、そして「限韓令」以前に中国内で最も高い認知度を誇っていたBIGBANGの所属事務所であるYGエンターテインメントなどが注目されている。
先立って昨年9月、中国・海南で開催予定だった「2025 DREAM CONCERT」が中止となったことで、限韓令の影響が続いているとの分析も出ていた。
ただし、同年11月に習近平国家主席が訪韓した際、中国国内でのK-POPコンサート開催に関連する内容が言及されたことが知られ、韓中文化交流をめぐる雰囲気に変化が生じたとの評価も出た。
最近では、エンターテインメント会社が大統領室から所属グループの日程に関する問い合わせを受けたと伝えられ、中国国内でのコンサート開催の可否に関心が集まる場面もあった。
また、李在明(イ・ジェミョン)大統領の中国国賓訪問を契機に開かれた韓中ビジネスフォーラムにSMエンターテインメントが参加したことで、限韓令解除の可能性が取り沙汰されたが、政府は関連事案について「段階的解除」に言及し、慎重な姿勢を維持している。
(記事提供=時事ジャーナル)
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