「相手先発の直球のスピードを考えて打席に入ると、むしろ萎縮して当たらないかもしれないと思った。変化球を考えると直球の対応が遅くなるので、直球勝負を準備した」と話した。
チョ・ミンソンにとって、今回の中日はプロ入り後初の日本球団との対戦だった。その感想を聞くと、「感じることが多い。直球の威力も良いが、変化球の曲がる角度や精巧さは認めざるを得ない」と答えた。
そして、7回の満塁でチャンスを逸した場面については、「6回裏の守備時に残念な場面を演出した。直後に自分にチャンスが来ただけに解決した気持ちが大きかった。しかし欲が大きかったのか、三振を取られてしまった」と残念がった。
2022年新人ドラフトで2次6ラウンド指名を受けてサムスンに入団したチョ・ミンソンは、中学時代に“打撃の神”と呼ばれた選手だ。木洞(モクドン)球場で連続打席本塁打を放つほど、長打生産能力は優れている。昨年9月の拡大エントリー施行後から1軍の舞台を踏み、同月17日にはプロ初本塁打を放つ強烈なインパクトを残した。
「宿舎で生活しながら、オフの日を除いては1日も欠かさず個人練習をしている。コーチとしては喜ばざるを得ない選手だ。一生懸命レ努力しているだけに、必ずポテンシャルが爆発するだろう」と、フューチャーズ(2軍)のとあるコーチは昨年にチョ・ミンソンを評価していた。
才能、努力、勝負根性、性格。優れた選手になるための長所を全て兼ね備えた期待のスラッガー、チョ・ミンソンが新シーズンにどんな姿を見せるのか、今から活躍に期待したい。
(記事提供=OSEN)