ロサンゼルス・ドジャースの韓国人野手キム・ヘソンが、ポストシーズンで “生存王”としてその存在感を高めている。
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ドジャースは現在、ミルウォーキー・ブルワーズとのナショナルリーグ・チャンピオンシップシリーズ(7戦4勝制)を戦っている。
ナ・リーグ西地区1位のドジャースは、ワイルドカードシリーズでシンシナティ・レッズを2勝無敗で下した後、ディビジョンシリーズで東地区1位のフィラデルフィア・フィリーズに3勝1敗で勝利し、チャンピオンシップシリーズ進出を決めた。中地区1位のミルウォーキーはディビジョンシリーズに直行し、5試合に及ぶ接戦の末、“アンダードッグ”のシカゴ・カブスを退けた。
ドジャースはチャンピオンシップシリーズに臨む26人のロースターを発表し、キム・ヘソンはトミー・エドマン、キケ・ヘルナンデスとともに内外野兼任選手として堂々と名を連ねた。ワイルドカードシリーズ、ディビジョンシリーズに続く3シリーズ連続の“生き残り”だ。
ドジャース専門メディア『ドジャーブルー』は「キム・ヘソンはまだポストシーズンで打席に立ったり守備をこなしたりしたことはない。ディビジョンシリーズ第4戦の延長11回に代走で出場し、初めて秋の舞台を経験した。そしてチームをチャンピオンシップシリーズへ導く決勝点を記録した。キム・ヘソンはベンチからも大きな価値を提供できる万能選手だ」と注目した。
ドジャースのデーブ・ロバーツ監督も「キム・ヘソンは本当に価値のある選手だ。遊撃手、二塁手はもちろん、必要なら外野までこなせる。左打者として我々が実戦で活用できる俊足も持っている。彼は非常に貴重な戦力だ」と絶賛し、最終的にチャンピオンシップシリーズへの帯同を決めた。
ただし、第一戦では先発出場は見送られ、途中出場もなかった。これまで通り、ベンチからチームメートを応援するだけだった。
果たして今後もベンチから応援するだけに留まるのか。チャンピオンシップ・シリーズ第2戦はもうすぐプレーボールだ。
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