ナ・ハニル自身も「チェ・スジョンと手合わせして敵わなかった」と明かしたのだが、同インタビューで彼は「芸能界最強は、イム・ソンフン先輩」とも述べている。
MCとして知られているイム・ソンフンは、数十年間カンフーを学び、5種の動物の姿を形象した五形拳の使い手とされている。とうに還暦を超えている強豪という点で、"韓国の草野仁"といったところだろうか。
では、イケメンどころでよく名前が挙がるのは? ずばりチャ・スンウォンとクォン・サンウだ。
チャ・スンウォンの188cmの長身に運動で鍛えた肉体、そしてクォン・サンウの彫刻のような筋肉は、実戦向きと評判。特にクォン・サンウは陸軍訓練所で兵役中に分隊長を務めており、その実力は想像に難くない。
もっとも圧倒的な筋肉量という観点いくと、マ・ドンソクに勝る者はいないだろう。
日本で公開された映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』などに出演した人気俳優なのだが、今にもはじけそうな胸筋はまさに桁外れ。そのアジア人離れした肉塊が見せかけではないのだから、手がつけられない。
実際マ・ドンソクは、UFCヘビー級チャンピオンだったケビン・ランデルマンやマーク・コールマンのフィジカルトレーナーで、一時は「選手になってくれ」との嘆願も受けたという。"スクリーンの怪物"という異名は、だてではない。
ただ、ケンカで重要なのは肉体だけでなく、度胸にあるともいえる。その意味で特筆したいのがチャン・グンソクだ。
ある週刊誌によると、チャン・グンソクがお忍びで歌舞伎町に来たとき、彼の前に強面男が立ちふさがる事態が起こったという。突然のことに、オロオロする周囲の取り巻き。
その中で、チャン・グンソクだけは少しも臆することなく、仁王立ちしていたそうだ。肝の据わり方だけなら、韓流スターNo.1かもしれない。
まさに群雄割拠といえる韓流スター・ケンカ最強の座。今後、さらなる豪傑の登場に期待せずにはいられない。