ただ、韓国の“TOEICアイドル”たちは身に着けた英語力をしっかり生かしている。
例えば先日の「第28回ソウル・ミュージックアワード」で2年連続の大賞に輝き、2019年に入っても絶好調のBTS(防弾少年団)のリーダーを務めるRMだ。なんでも彼は15歳で初めて受けたTOEICで850点の高得点を叩き出したという。
韓国のテレビ番組『名簿公開』によると、RMは英語、中国語、日本語を駆使し、IQ148を記録したとのこと。高校1年生のときに受けた模試で上位1%の成績をおさめるなど、かなり聡明だ。
昨年9月に韓国人歌手として初めて国連総会行事場で演説していたが、その際も流暢な英語が話題になった。アイドル業やアーティスト業以外でも十分に活躍できそうだが、そういった知力も備えていることが彼の魅力でもあるのだろう。
いずれにしても、アイドルや芸能人にもTOEICハイスコアラーたちが多い韓国。見た目やセンス、パフォーマンスだけではなく、「頭の良さ」も評価基準になる日もそう遠くはないかもしれない。今後も“TOEICアイドル”たちが登場しそうだ。
(文=慎 武宏)