「僕に“ロサンゼルスに戻ってきて”というメッセージを送る人が多い。僕が決定できることではない。ただ、韓国で今シーズン、そして来シーズンも、アメリカに帰るためにいつも最善を尽くす。そして、神様が機会を下さればドジャースに戻る」
指摘が集まったのは「韓国で今シーズン、そして来シーズンも」の部分だ。
韓国プロ野球では新外国人選手との複数年契約が認められていない(2年目以降から可能)。ただ、プイグは韓国で2年以上はプレーするかのようなニュアンスの発言をした。このため、プイグがキウムと2年契約、もしくは1+1契約を結んだのではないかという主張が出ている。
キウム関係者は「まったくの事実無根だ」と話した。プイグの目標がMLB復帰である以上、複数年契約を結ぶ理由がないという説明だ。
プイグはまだMLBで活躍できる年齢と能力を持っているが、性的暴行スキャンダルという野球以外の問題によって、2019年以降からMLBでプレーできずにいる。昨年はメキシカンリーグとドミニカ・ウィンターリーグでプレーしながらMLB球団からのオファーを待ったが、最終的に所属先は見つからなかった。
このような状況で、長い間プイグ獲得のために動いていたキウムが本格的に乗り出した。コ・ヒョンウクGMをはじめとするスカウトチームが直接ドミニカ共和国に渡ってプイグに会って説得し、契約を成立させた。
キウム関係者は「プイグの発言は解釈によって違う意味になる。インタビューの途中でミスが出ることもある。プイグの最終的目標はMLB復帰だ。複数年契約をする理由がない。我々は先に契約を提案し、プイグの答えを待つ立場だった。我々が複数年契約を提案できる立場ではなかった」と釈明した。
なお、プイグは来る2月2日に仁川(インチョン)国際空港を通じて韓国に入国し、11日からキウムの春季キャンプに合流する予定だ。
(記事提供=OSEN)